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  • メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)

人が文字などを細かく判断できる範囲は約1°だけ‼


愛知県田原市で最も「見え方」にこだわるメガネ屋 メガネの尾沢です。

人間の視野は左右で100°ずつあるので広い視野に感じるのですが本当にハッキリと見えているのは、ごくわずかな範囲しかハッキリと見えていません!

文字や色・形を正確に判別できる範囲は・・・

約 1° です。

実際には有効視野が4~20°位はあるので極端にボヤケないのですが、それでも狭い範囲でしかハッキリと認識は出来ません。

この部分を「中心視野」と呼びます。

また、この中心部分から外れた部分の20°~100視野のことを「周辺視野」と呼びます。色や形がハッキリはわからないのですが、動いているものに反応をするとき、広い視野から情報を得る時に重要になります。

また中心視と周辺視は同時に高いレベル使っているわけではなく、無意識に切り替えていて、生活のその場のシーンによって使い分けています。

日常に何気なく「眺めている」ように見ている時は周辺視野を使っている状態です。動いているものに反応するのには周辺視の方が有利でスポーツなどは周辺視を使った見方が大切になります。

また勉強・デスクワーク・読書・などをしている時は、鮮明に見る必要があるので中心視が使われます。逆に素早く動くモノを追いかけることは苦手です。

視力を求めすぎるとこの中心視野に意識が向かってしまって周囲の情報(周辺視の見方)を見落としがちになります。また中心視を主体にした見方は素早く動いているものは苦手にしているので咄嗟の反応の遅れにもつながります。

視力1.5や2.0といった状態を求めすぎると、中心視野に意識が向き過ぎてしまい周辺の見え方・周辺視の使い方に悪影響を与える場合があります。

車の運転時などで事故などを起こしやすい方は周辺視の使い方が上手でない場合が多いようです。

また年齢と共に周辺視野の機能が低下することも分かってきました。高齢者の事故が多いのも、この周辺視を上手く使えなくなることが1つの要因だと言われています。

メガネ度数の設定の仕方や、眼の使い方を意識するようなトレーニングなどを行なうことで改善をはかっていくことも必要です。

また普段何気なく見ている中でも人は見方を変えていることを意識してもらうこと、知っておいて頂きたいと思います。

メガネの尾沢

住所:愛知県田原市田原町新町48-2 Tel : 0531 - 22 - 0358 営業時間:9:00~ 19:00 火曜日定休

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