サイズレンズ・アニサイクルレンズ作製方法に関して *2026年追記
- Tomohiro Ozawa

- 2024年7月17日
- 読了時間: 10分
更新日:7 日前
米国式・ドイツ式両眼視機能検査を行い詳細に測定をして見え方に徹底的にこだわる愛知県田原市のメガネ専門家がいるメガネ店「メガネの尾沢」です。
最近、サイズレンズの作製が続きましたので改めてご紹介です。
サイズレンズ・アニサイクルレンズの作製においては、不等像の測定以外にも両眼視機能の測定も必須になります。仮に視力が良くても一般的なメガネ度数の測定に加えて「両眼視機能」という見え方の総合力を測定する必要があります。
この記事では、「サイズレンズ(アニサレンズ)を作製するために、どのような測定と考え方が必要なのか」について解説していきます。
サイズレンズ・アニサイクルレンズとは?
その前に「サイズレンズとは何か?」についてご紹介していきます。
黄斑上膜・前膜症や網膜剥離術後などで左右のモノの大きさが変わって見えてしまうことを「不等像(大視症・小視症など)」と言います。
人間の眼は左右両眼の見え方の情報が近似していないと、脳内で左右の眼の情報を一つにすることが出来ずに見え方に違和感が生じます。
特に左右の見え方の大きさに5%以上の差が生じていると両眼で見ることに支障・困難・不快感をきたしてきます。
(不等像による見え方の例)
・モノがダブって見える
・遠近感がつかめない
・眼がとても疲れる
・首や肩こりが酷くなる

そんな不等像に対して、左右の見え方の大きさを近づけて緩和する特別なレンズがあります。それを「サイズレンズ・アニサレンズ」と言います。
サイズレンズの原理としては、小さく見えてしまっている眼に使用するレンズに関して特殊な計算式を基に小さく見えている側の片方のレンズのみを
・レンズのカーブを深くする
・レンズの中心厚を厚くする
ことで目に写る網膜像を拡大することで両目で見た時の不調・不快感を軽減・緩和するレンズです。
サイズレンズを作るにはどうしたらよいのか?
サイズレンズ作製は、測定・加工までを当店で一貫して行っています。
作製を希望される方は当店に御相談・お問い合わせください。
お問い合わせ👉 コチラ
ただし、お問い合わせ前に下記は必ず確認しておいてください。
*メガネを作成をする際には、事前に医師にメガネ作製許可のご判断を必ず仰いでください。
*術後3ヶ月以上経過をしていること
サイズレンズを作るための度数測定について
サイズレンズ・アニサレンズの度数測定は、すべて当店にて行っています。
なお、たとえ裸眼視力が良い方であっても、必ず下記の順序で測定を進めていきます。
①通常の眼鏡度数測定(近視・遠視・乱視)
近視・遠視・乱視といった屈折度数の補正は、見え方の土台となる非常に重要な要素です。仮に裸眼で視力が良好であっても、わずかな屈折補正度数が隠れていることで、見え方の質を損なっているケースは少なくありません。
サイズレンズを正しく機能させるために、まずは通常の眼鏡度数を丁寧に測定していきます。また当店では👉OPD-SCANⅢという高性能オートレフラクトメーターを使用することで屈折度数の測定精度を高めています。
➁両眼視機能検査
次に、両眼視機能検査を行い、斜位や調節機能など見え方に負荷をかけている問題がないかを確認します。当店では、国内でも導入例が10台に満たない国内唯一のドイツ式両眼視機能検査に準拠したZEISS社製の特殊視力表を使用しています。さらに、検査精度を高めるための測定環境も整え、正確な評価が行える体制を整えています。
③不等像視の測定
左右の目で見えている像の大きさに、どの程度の差(不等像)が生じているかを実際に測定します。
当店では、ドイツ式両眼視機能検査「ポラテスト法」における「コの字テスト」視標を使用し、不等像の有無とその程度を確認していきます。
また他店との大きな違いとして、不等像を1%単位で測定できる国内唯一の測定機能を備えています。これにより、不快感や違和感の原因を感覚ではなく数値として把握し、本当に必要な倍率設定へとつなげることが可能になります。

④テストフレームで実際の見え方の確認
上記で測定した度数を元にサイズレンズ用テストレンズを使用して実際の見え方の確認をしていきます。「不等像」による見え方の影響は「見る距離」によっても変わります。室内だけで終わらせるのではなく、屋外などの遠方距離の見え方も必ず確認をする必要があります。(不等像の見え方の特性上、室内だけ見え方の確認を終わらせると実際に作製した時に失敗するケースがあります。)

慎重に測定を勧めますので大よそ60分ほど測定に時間が掛かります。
どうして大きさを整えるだけでなく「メガネ度数」や「両眼視機能」測定も必要なのか?
「見る機能」とは、単に視力の良し悪しだけで成り立っているものではありません。実際には、いくつもの要素が重なり合うことで成り立っています。
例えば
・左右の目が同じ位置に正しく視線を合わせて見られているか?
・左右の目で見えている像の大きさや色・鮮明さ・質が揃っているか?
・左右のピント合わせが同時に、スムーズに行えているか?
等といったように、私たちが意識していない部分で多くの機能が関与しています。
実は、どんな方でも、自覚がないだけで左右の見え方のわずかな違いやズレといった「小さなエラー」を必ず抱えています。しかし人の脳は非常に優秀で、視覚情報を自動的に補正・処理してくれるため、多くの場合それが問題として表面化せず、不調として自覚されないまま過ごしているケースがほとんどです。
「不等像」など見え方を阻害する大きな原因を抱えていると、通常であれば脳内で補正できるような微細な見え方のズレでも、大きな見え方の不調へとつながる可能性が高くなります。
サイズレンズは、不等像の大きさを緩和するうえで非常に有効な方法ですが、不等像を完全に一致させる所までは作製が難しいケースも少なくありません。そのため、たとえ視力の数値が良好であっても、見え方の不調につながりやすい「屈折度数のわずかな差」や「両眼視機能のズレ」についても同時に補正を行うことが重要になります。
サイズレンズを使っても十分な効果が得られない場合、その原因はレンズそのものではないことも多くあります。 高精度な屈折度数の補正や両眼視機能の測定に加え、「何が見え方を邪魔しているのか」を見極めながら、見る機能を構成する要素を一つずつ確認していく知識と経験が必要になるためです。

*3%の拡大をするために中心厚を6.5㎜ほどで作製しています。

*反対側は、逆に限りなく薄く仕上げます。
( サイズ・アニサイクル メガネ作製前に事前にお客様に知っていただきたいこと )
*レンズ形状が特殊になりますので「持ち込みフレームでのレンズ入れ替え」は製作上の問題でお断りしております。特に「形状・サイズ」と「フレームのフィッティング保持力」などが重要になります。
*網膜の状態による「像の歪み」や「像の傾き」はメガネレンズで解決は難しいです。
*眼病術後でメガネを作成をする際には、事前に医師にメガネ作製許可のご判断を必ず仰いでください。(術後3ヶ月以上経過をしていることも条件です)
*レンズはプラスチック製のみとなります。ガラス素材では作れません。
*遠近両用メガネ・中近メガネも対応可能です。(お度数によっては不可になります。)
*片方のレンズのみが厚くなるという外観となりますので見た目のバランスは悪くなりますので御理解下さい。
*納期の目安は約3週間以上頂きます。(度数によっては4週間程度かかる場合もあります。)
もし、この記事を読んで「自分も同じ左右の見え方で大きさに違いがあってしっくりこない」ことで悩まれている方がいらっしゃいましたら下記で詳細をご確認下さい。
▶︎ サイズレンズについての詳細について
【サイズレンズに関するご相談について】
左右の大きさの違いでお悩みの方へ
網膜剥離・黄斑前膜の手術後の見え方などで、「いつからメガネが作れるのか?」「自分の今の違和感はメガネで解決できるのか?」と一人で悩んでいませんか?
また不等像視による見え方の不調は周囲に理解されにくく、一人で悩まれがちな症状です。
過去に、ご来店いただいた方々の中には切実な想いを抱えていらっしゃるケースも多く、日常生活に支障をきたしている方もいらっしゃいました。
それなのに「視力は出ているので問題はない」「時間がたてば慣れる」「そんなメガネはないので慣れてください。」等と周りから言われ何処にいっても自分の本当の悩みを理解されずに、段々と「自分の言ってることがおかしいのかな?」「自分さえ我慢すればよいのかな?」などと自らを責めている方や想い詰めている方もいらっしゃいました。
実際に度数測定の最中にも「私の目って面倒くさいですよね?すみません」「ごめんなさい」と何度も謝られてこられる方もいらっしゃいます。
その度に「決して謝らなくてもいいんですよ」と言葉をかけつつも、心の中で「今までずっと我慢してこられてきたのだな・・・何とかしたいな!」という想いを抱きます。
もちろん、私も「全ての方に満足のいくレベルに対応ができるか?」と言われれば難しいこともあります。
正直に申し上げれば、過去には力不足・勉強不足で、折角足を運んでいただいた中で「やっぱり、ここもダメだったか・・・」とがっかりされて悲しまれて帰られるお客様のお姿も何度も見てきました・・・。その度に「申し訳ないな・・・」「本当に何とかならなかったのか?」と、その度に私自身も何度も自問自答してきました。
正直なところ「仕方ないよね」で終わらせて諦めてしまうことも出来ました。でも折角、足を運んできて頼ってきてくださったのだから「自分の出来る精一杯のことはやろう!」「せめて悲しい顔のままでお帰ししたくない」と想い、知識の中ではあってもまだまだ着手出来ていなかったことなどを見直してみたり、皆様のお力添えもありながら日々研鑽をしてくる中で少しずつですが御対応できる幅も広がってきました。
最近では「眼鏡でここまで変わるとは思わなかった」そう言っていただけることも少なくありません。左右の大きさの違いによる「不等像」による見え方は大きさの違いだけでなく両眼視機能の問題も重なっているケースもあり、大きさの問題を解決するだけでは解消しない部分もございます。もし今、左右の大きさの違いによる「不等像」の見え方でお困りでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。私が精一杯お手伝いさせて頂きます。
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※「先ずは話を聞いてみたいだけ」「先ずは相談をしたい」という方でも大丈夫です。当店では、なるべく事前に御相談頂けることをお勧めしています。

↑私が責任を持って、どんな些細な見え方のお悩みや、メガネのお悩みでもご対応いたしますので安心してご相談ください。
メガネの尾沢では、地元・田原市や東三河・豊橋市・豊川市・新城市・蒲郡市や愛知県だけでなく福岡県・広島県・福井県・和歌山県・三重県・長野県・岐阜県・静岡県など全国各地・遠方からも様々な見え方のご相談などでご来店頂けております。
メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)
住所:愛知県田原市田原町新町48-2
Tel : 0531 - 22 - 0358
営業時間:9:00~ 19:00
定休日:火曜日/第4日曜日





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