網膜剥離・黄斑前膜術後等の見え方を緩和・改善するメガネ「サイズレンズ」のお問い合わせについて
- Tomohiro Ozawa

- 2024年9月26日
- 読了時間: 6分
更新日:1月16日
黄斑上膜・前膜症や網膜剥離術後に左右のモノの大きさが変わって見えてしまうことを「不等像」と言います。(大視症・小視症などとも言います)
人間の眼は両眼の情報が近似していないと脳内で眼の情報を一つにすることが出来ず、特に左右の見え方の大きさが5%以上の差が生じていると両眼で見ることに支障をきたしてきます。
両眼視に支障が起きると様々な見え方の不調が現れてきます。とくにモノがダブって見えるや、眼がとても疲れる、首や肩こりが酷くなる
左右のモノの大きさを近づけて緩和するレンズがあり、それを「サイズレンズ(アニサレンズ)」と言います。
一般的にあまり知られていないために「不等像」で苦しまれていても対応方法が分からず諦めていらっしゃる方が多くおられます。
「サイズレンズ」とは、一般的なメガネレンズよりも特殊な計算式を使用して
①レンズのカーブを深くする
②レンズの中心厚を厚くすること
でモノの見え方を拡大させるレンズを言います。
このレンズを使用することで、左右の眼の中でのモノの大きさの差を緩和・改善をすることが出来ます。
当店でも数年前からサイズレンズの作製に御対応するようになり、全国からお問い合わせ・ご来店を頂くことが多々あります。
サイズレンズを作製する上で検査する側に必要なことは、
①詳細な両眼視機能の測定が出来ること
②網膜剥離や黄斑上膜等の術後にどのような見え方になるのか理解をしていること
③「見る距離」によって不等像に違いが生じることを理解しておく
④実際にレンズを作る際の計算を行えること
など基本的な検眼技術や知識以上のものを備えていないと中々難しい面があります。
また、セオリー通りにいかないケースも多く、経験・練度も必要になります。(特に両眼視機能に対しての深い知識が必要になります)
下記はサイズレンズに関してメールやお電話等で御相談をよく受けるご質問で当店が実際にお応えした例です。参考になればと思います。
Q1:左眼を網膜剥離の手術と白内障の手術を同時に行いました。左目の視力はもどったのえすが、逆に右目が大きく見えるようになってしまい両眼で見ると違和感があり、とても疲れます。色々とメガネを作ったのですがどれもイマイチ合いません。左右の大きさを近づけるようなメガネはありますか?
A1:あります。レンズの中心厚とレンズのカーブを計算して網膜像を拡大する「サイズレンズ(アニサレンズ)であれば、左右のモノの大きさを近づけることが出来ます。但し、お度数の状況などから限界はありますのでご理解ください。お度数によりますが、当店では6%程度までは拡大するサイズレンズをお作りした実績もあります。
Q2:黄斑上膜・網膜剥離術後メガネはプリズムメガネとは異なるのでしょうか?網膜剥離術後に小さく見えるようになり眼科さんや眼鏡屋さんにも相談したのですが、大きさを拡大するメガネはないと言われました。プリズムメガネはあると言われ作りましたが、あまり効果を感じません。「サイズレンズ」と「プリズムメガネ」との違いは何でしょうか?
A2:プリズムメガネは「斜位」と呼ばれる視線のズレを修正するメガネです。斜位を修正することで外眼筋の負担は減りますが、左右のモノの大きさを解消することは出来ません。サイズレンズ(アニサレンズ)はレンズの厚みとレンズのカーブを計算して特殊に作ることで小さく見えてしまっている方の眼の網膜像を拡大することで左右差を解消するレンズのことを言います。プリズムメガネとは異なります。ただ、サイズレンズにプリズム度数を組み込むことはあります。
Q3:サイズレンズは持ち込みのメガネフレームでレンズ交換のみでも作れますでしょうか?
A3:サイズレンズは持ち込みでのメガネフレームでの作製はお断りしています。理由は通常のメガネレンズに比べても厚みが出ること、レンズカーブも深くなること、フレームと眼の位置の関係がシビアになること、レンズを保持する強度がしっかりとあること等、多くの条件があるからです。ご理解をお願い致します。
Q4:網膜剥離の手術をしましたが、現在矯正視力が0.3程度でとても見にくいです。もう少し矯正視力を上げることはできますか?
A4:何とも言えませんがおそらく難しいと思います。網膜自体にダメージを受けており矯正視力が0.3程度になっている可能性があります。僅かに上昇する可能性もあるかもしれませんが劇的に視力を上げることは難しいと思います。
Q5:網膜剥離の手術を行い、手術した眼は歪みがあり、モノの大きさが違って見えてとても気持ち悪いです。「歪み」もありますが、サイズレンズを使えば少しでも改善はするのでしょうか?
A5:サイズレンズでは「歪み」を解消することは出来ません。しかし、左右のモノの大きさは近づけることは出来ます。断言はできませんが歪みが残っている多くの方(7~8割くらい)が、サイズレンズを使う事で「左右差が少くなくなることでも、かなり緩和する・改善する」とおっしゃられる方が多いです。測定・テストレンズ等を通してみてもらう事で体感が出来ます。
Q6:サイズレンズは遠近両用メガネなどでも作ることは可能ですか?
A6:可能です。遠近両用メガネ・デスクワーク用の中近メガネも作成可能です。但し、お度数によっては難しい可能性もありますのでご理解ください。余程、左右差が大きくなければご対応できると思います。
Q7:サイズレンズの価格は大体どのくらいかかりますか?
A7:おおよそフレーム+レンズで¥80.000~¥150.000-位になります。拡大率やお度数の状況、遠近両用・中近レンズなのか?単焦点レンズなのか?で変わってきますが¥100.000-前後位とお考え下さい。レンズ価格の詳細は「不等像メガネ」のページでご確認下さい。
以上が、よくご質問されることです。
サイズレンズを必要とされていらっしゃる方の皆様のお話を聞くと「左右の大きさを緩和す
るレンズはないです」「そのようなレンズは作れません」などと言われ、とても困られていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
また、作れるところも少ないため認知度も低いためか、サイズレンズの存在を知っても「本当に見え方が改善するのか?緩和するのか?」「本当にそんなメガネがあるのか?」と不安を抱いている方も多くいらっしゃいます。
完全に以前のような見え方とは言えませんが「サイズレンズ(アニサレンズ)」をお使いになられた方の多くのケースで「かなり生活をしやすくなった」とおっしゃられます。
とにかく、先ずは一人でも多くの方に「サイズレンズ(アニサレンズ)」というモノが存在することを先ずは知って欲しいと思います。
そして、一人でも多くの方が見え方で困られない・改善される方が増えてくれることを心から願います。私たちの情報が少しでも皆様のご参考になれば幸いです。
また分からない事や不安のある事などありましたら、お気軽に御相談・ご質問下さい。
サイズレンズについての詳細についてのページ

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