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  • メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)

被写界深度延長レンズ


一般的なメガネレンズとは違い、設計やコーティングなど特殊な機能を持ったレンズと言うのがあるのですが、伊藤光学さんの作られているESシリーズ(被写界深度延長メガネレンズ)もその一つです。

従来のメガネは一点で結像する焦点をつくるのですが、こちらのレンズは、少しだけ結像点の鮮明度は落ちるのですが、焦点を点ではなく線のようにすることでしてハッキリ見える範囲に余裕を持たせることで多少のピントずれを起こしてもボヤケを起こしにくいという利点があります。調節負荷が多少緩和されるので疲れ眼への効果もあります。

特にはじめて眼鏡を掛ける遠視眼の方や、近くを見るためのメガネ、また調節性の輻輳を使いながら見てしまいがちな方などには非常に有効なレンズです。反面、常にシビアなピント調節で鮮明に見ている見方をしている方は絶対的な鮮明度が落ちるので嫌がられる方が多いように感じます。(←これが良い見方か?と言われれば改善することも大切だと思います)

あまりこういった機能レンズは紹介をしませんが、中途半端なブルーライトカットレンズなどに比べれば効果も見込めるのと、眼のタイプに合っていれば、このレンズは非常に有効だなと感じましたのでご紹介を致しました。

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