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  • メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)

近くを見過ぎて、遠くが見えなくなる・・・けれど本当は見える‼


10ヵ月前にメガネをお作り頂いた方が

「また遠くが見えづらくなって・・・」とご来店されました。

前回は、両眼視力1.0で合させて頂き、疲れ眼の対策を施した遠近両用メガネでお作り頂きました。

最初はとても調子が良く快適に使えており疲れ眼も軽減されていたそうですが、その後、数か月後に職場内で異動があり仕事環境がガラリと変わってしまったそうです。

一日に7時間以上のパソコン作業する事務作業に変わってしまったということで、一日の終わりにはかなり眼が疲れてしまいショボショボしてピントが合わない、かすむような見え方になってしまうそうです。ここまで近くを見る時間が増えてしまうと遠近両用メガネだけでは対応しきれないと言えます。

また今回、前回の眼鏡で視力の測定をすると両眼0.5~0.6くらいになっていました。

ただし、このままこの視力を信じて度数を上げてしまうと更に近視を進めてしまう、疲れ目を増長させてしまう可能性が高まります。

また、あまりにも視る環境が変わってしまったことで、眼の緊張が解けずに固まってしまっている可能性も考えらます。

眼をリラックスさせる手段を使いながら少しずつ緊張を解いていったところ・・・両眼視力0.8くらいまで戻ってきました。(もう少し見えそうな感覚もあるとのことでした)

ご本人も不思議にされていましたが、最近の方ではよくある事例でもあります。

語弊はありますが、長い時間正座をしていて足がしびれてすぐに動かないのと同じような感じです。

日常的に過剰に眼を緊張させながら見てしまっているので、すぐには眼の力が抜けずにピントが近くにあったまま、すぐに戻らない状態と言えます。

人間の体は力を込めることよりも、力を抜くことの方が苦手ということかもしれませんね(^_^;)

今回は前回のメガネを日常でそのままお使い頂き、仕事の時にはデスクワークに適した度数を設定したメガネをお使い頂くことで眼の負担を減らす方向にさせて頂きました。

基本的には、遠くの見える日常用と近くを見る用の2本のメガネを使い分けるのがベストです。

誤解をしないで欲しいのは、これは視力を回復する方法ではありません!!あくまで過剰な眼の緊張が解けたことで本来の視力が現れたという現象にすぎませんので悪しからず。

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