眼精疲労を軽減するメガネ ピント調節筋と外眼筋の負担を軽減させましょう
- Tomohiro Ozawa

- 8月11日
- 読了時間: 6分
更新日:10月18日
米国式・ドイツ式両眼視機能検査を行いメガネ度数・見え方を詳細に測定をして「見え方」を徹底的にこだわる愛知県田原市のメガネ専門店「メガネの尾沢」です。
「最近、夕方になると目がショボショボしてくる」
「ピントが合いにくい」
「肩こりや頭痛まで…」

そんなお悩みがある方がいらっしゃいましたら、もしかしたら“眼精疲労”が原因かもしれません。
「目が疲れているだけ」と思って放っておくと、症状はどんどん慢性化し、日常生活や仕事のパフォーマンスにも大きな影響を与えかねません。
今回は、意外と知られていない「眼精疲労」による不調や原因・対策方法、そして目にやさしいメガネの選び方についてもご紹介します。
「最近、見え方が前と違うな…」と感じている方は、ぜひ最後までお読みください。
そもそも目が疲れてしまう原因とは?
目が疲れる主な原因は「眼の筋肉の疲労」です。特に近方視をすると下記の眼の筋肉が強く働きます。
①ピント調節筋の働きすぎ
遠くを見たり、近くを見たりするときにピント合わせをします。目の中にある水晶体と言うレンズが光を屈折させて網膜上にピントを合わせる役割を持ちます。近くを見るときは厚くふくらみ、遠くを見るときは薄くなるように形を変えます(これを「調節」と呼びます)。
この形の変化はピント調節筋(毛様体筋(もうようたいきん))の働きによって行われます。ピント調節筋は遠くを見ている時は弛緩して、近くを見る際に力を込める仕組みになっています。長い時間、近くを見ているとピント調節筋に力が入った状態になり、疲労していきます。

②外眼筋の働きすぎ
人間が左右の眼の情報を一致させるためには、常に左右両眼の視線を揃えて見る必要があります。この眼を動かす筋肉を外眼筋と言います。特に近くを見る際には左右の目を寄せる運動(寄り眼)をさせる必要があります。近くを見る際には常に視線を一定に保って寄り眼をし続ける必要がありますので外眼筋に常に力が入った状態になり疲労していきます。

上記の眼の筋肉を過剰に酷使をすることで疲労がたまり「疲れ目」につながります。
そして、それが常態化をしてしまい疲労感が抜けなくなってしまっているのが「眼精疲労」になります。

近用の両眼視機能検査チェックツールです。一連の度数測定・両眼視機能検査を行った後に最終確認のために使用します。
酷くなると視力低下や体の不調などパフォーマンスにも影響してくる
慢性的に負担が掛かり疲れ眼が酷くなると
・視力低下
・見る機能の低下(ダブって見える・距離感が分かりづらくなるなど)
・肩こり/首の凝り
・頭痛
などの視力低下・見る機能の低下(ピント調節や眼球運動など)だけでなく、体の不調なども起きてきます。
また、特に眼球運動機能は三半規管とも連動をしていますので
なめらかに素早く眼を動かすと目がまわる感覚がある・気持ち悪くなる
といった症状がある場合は、かなり眼球運動機能が低下し始めていて見る機能・視覚情報処理機能などの低下が進んでいる可能性がありますので早目に対策をしていくことが大切です。(豆知識:視覚情報の約20%程度は、三半規管と連動をしており姿勢制御にも使われています。)
眼精疲労軽減には両眼視機能を合わせた専用メガネを使いましょう
デスクワークや近業作業で眼精疲労を伴っている場合は、用途に合わせた「専用メガネ」で眼の負担を軽減するをおすすめいたします。
(眼精疲労軽減するための専用メガネの作り方)
①作業距離に合わせてピント調節筋の負担を軽減する度数に設定・設計のレンズを使用する
②両眼視機能を測定して眼球運動筋の働きをアシストするプリズム度数を加える
③ディスプレイ画面などを見ていて、辛い眩しさを感じるようであれば防眩機能の高いカラーレンズを使用する
下記は実際にお作りさせて頂いたメガネ作製例とお客様の感想です。

(20代男性にお作りしたデスクワーク用メガネ)
ディスプレイ画面に適した調節サポート度数+プリズムを使用して眼球運動筋の負担を軽減しました。掛けてすぐに眼の力み感の違いを感じておられました。後日、仕事終わりの疲れが全然違いますとご報告を頂きました。

(50代後半女性にお作りした中近レンズを使用したデスクワーク用メガネ)
他店でデスクワーク用メガネをお作りするも使用していると逆に疲れてしまい一時間もかけていられないということで、当店で両眼視機能検査で測定し、適切な度数とプリズム度数との組み合わせで楽に見えるようなりました。一日かけていても大丈夫になった、仕事終わりの疲労感も全然楽になったというお声を頂きました。
眼精疲労は早期の対応が大切です。
眼精疲労は酷くなると体の不調につながっていくケースもありますし、見る機能を大きく崩してしまうケースもあります。
特に見る機能が大きく崩れてしった場合は、元の正常な働きに戻るまでに長期的な視点を持たないといけない場合がありますので、なるべく早めに対応をすることが大切です。
初期の状態であれば、専用メガネの使用や、視る環境の改善や、視る機能が低下をしている場合でも元に戻すための簡単なトレーニングなどを行っていけば早期に改善していきます。
目の疲れは、日々の小さな積み重ねから始まります。
「視力が良いから大丈夫!」というのではなく、ピント調節筋や外眼筋への負担を見極め、その方に合った度数設計やレンズ選びを行うことで視界は驚くほど快適になります。
「見え方」に関するお悩みは、お一人おひとり異なります。だからこそ、私たちは丁寧な検査とカウンセリングを欠かしません。
目が本来持つ力を引き出し、快適な毎日を過ごせるよう、どうぞ安心してご相談ください。
メガネの尾沢では、ドイツ式・米国式両眼視機検査・超高性能オートレフラクトメーター・全国でも数台しかない特別な視力表・度数測定室の環境整備と徹底的にこだわってメガネ度数を測定していきます。
また、地元・田原市や愛知県だけでなく福岡県・広島県・福井県・和歌山県・三重県・静岡県・岐阜県など全国各地・遠方からも様々な見え方のご相談などでご来店頂いている実績がございます。
夜間の見づらさだけでなく、眼の手術後の不等像による見え方の悩み、モノが2つに見える悩み、日常でのちょっとした見え方のお悩みまで、何処にいっても解決策が見つけられなかった様々な問題に取り組んでいるメガネ店です。

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夜間の見づらさに困られていらっしゃる方で、完全暗室でより正確に測定をご希望の方は時間外営業時間の「19:00~21:00」の時間帯での特別測定も承ります。お日にちでご希望に添えないことなどありますので必ず事前の予約をお願い致します。
また時間外測定料金として眼鏡作製時でも¥3300-を別途頂きますのでご理解お願い申し上げます。
メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)
住所:愛知県田原市田原町新町48-2
Tel : 0531 - 22 - 0358
営業時間:9:00~ 19:00
定休日:火曜日/第4日曜日





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