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疲れ目・眩しさの原因は眼の中心を上手に使えていないから?(固視ズレ)

更新日:8月30日

米国式・ドイツ式両眼視機能検査を行い詳細に測定をして見え方に徹底的にこだわる愛知県田原市のメガネ専門家がいるメガネ店「メガネの尾沢」です。


眼の中心を上手に使えていない固視ズレについて書いていきたいと思います。


視力を基準にした測定では分からない見え方の不調ですので、「視力は良いのに何となく見え方がおかしい」「両眼で見るとダブるように見えて調子が悪い」「過度に眩しさを感じる」などの症状がある場合は「固視ズレ」が影響をしているかもしれません。


眼の中心とは何か?

私たちの目の奥には網膜中心窩(もうまくちゅうしんか)と呼ばれる部分があります。ここは、カメラでいえば一番大切なレンズの中心のような場所で、細かい文字を読んだり、色をはっきり見分けたりするときに大活躍します。


つまり「ものを一番くっきりと見るためのポイント」が網膜中心窩です。


この部分がきちんと使えていれば視界は鮮明になりますが、ほんの少しでもズレてしまうと、見えにくさや疲れの原因になることがあります。




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人間の目はこの中心禍の部分に光の焦点を結ぶことでハッキリと見えています。



左右の眼の中心が上手に使えていない「固視ズレ」とは?

屈折度数を補正するだけでは、実は眼の中心を上手に使えているとは言えない場合があります。人間の目は2つあり左右の眼の視線を中心窩に対応するように合わせて見ることによってモノを1つに明瞭に認識して、更に高度な立体感や空間把握を行っています。


左右の眼の視線が揃えられないと、常に景色が2つに分離してして見えてしまいます。

それが起こらないように常に視線を補正して見ているのです。


両眼視


本来、左右の目は同じ場所を同時に見て、頭の中で一つの映像にまとめていますが、斜位と呼ばれる視線ズレが大きい方や、過度に近方視をすることで眼を酷使していると、左右の視線を一致させるのに負担が掛かって脳内でぎりぎり一致できる程度で視線合わせをやめてしまい、中心窩から僅かにズレた位置で視線を揃えるように見ているケースがあります。これを固視ズレと言います。


先ほども言いましたが、中心窩が最も綺麗に見える場所なので僅かでもズレていてもと視力の低下・両眼の情報を脳内で一致する際に余計な負荷がかかります。



固視ズレによって起こるさまざまな問題

固視ズレが起きていると、見え方や体の不調につながるケースが多々あります。一見すると目と関係が無さそうなことも固視ズレが絡んでいる場合があります。



(固視ズレによる主な問題)


  1. 視力の低下 

    中心窩以外は解像度が低いため、細かい文字や形がはっきり見えません。眼鏡で矯正しても、十分に視力が出ないことがあります。特に片目で見た時には良く見えるけど両眼で見ると視力低下するなどの傾向があります。


  2. 見たい位置と実際の見え方が合わない 

    「真ん中を見ているつもり」でも、実際の見え方は少し横にずれてしまうため、距離感や空間の把握が弱くなり、狙った位置を正確にとらえにくくなります。


  3. 読み書きや近くの作業の困難さ 

    文字がかすんで見えたり、ダブって見えるので、視線を動かしたときに次の行に移るときにスムーズに目を運べなかったりします。そのため、読書・スマホ・裁縫などの作業が難しくなります。


  4. 複視(ものが二重に見える)や像の歪み 

    左右の眼で固視位置がずれると、物が二重に見えたり形が歪んで感じられることもあります。


  5. 眼精疲労や集中力の低下 

    常に意識的または無意識に「ズレの補正」しながら見ているため、眼の筋肉への負担や脳の情報処理の負担があり、目の疲れや頭の疲れが強く出やすいです。


  6. 眩しさによる不快感・頭痛

    固視ズレがあると屋外だけでなく室内の灯りなどでも眩しさを感じる場合があります。また眩しさから片頭痛などが引き起こされて悩まされる場合もあります。



固視ズレを解消・緩和するには専用のメガネを使用しましょう

先天的な問題や網膜中心窩に病的な障害がある場合を除き、後天的に起きた「固視ズレ」は適切なメガネやトレーニングを行えば解消・緩和されることが多くあります。


先ずは両眼視機能検査を行い、斜位の程度や固視ズレが起きていないか?を確認をしていきます。


明確に「固視ズレ」が生じている場合は、原因が何であるのか?を特定した上で、プリズム度数で眼位の補正をしたり、トレーニングでズレの修正を体に覚えさせるように取り組みをしていきます。


目の小さなズレは、ご本人も気づかないうちに疲れや不調を生み出すことがあります。肩こりや頭痛、集中力の低下など、一見すると目とは関係のないような症状につながることも少なくありません。ですが、しっかりと検査を行い、適切なメガネでサポートすることで改善へとつなげることができます。



「年齢のせいかな」「仕方ないことかな」と思っている不調も、実は目から来ている可能性があります。


気になる症状がある方は、どうぞ一人で悩まずにご相談ください。私たちは専門的な検査と経験をもとに、快適な見え方を一緒に探していきます。


すっきりと楽に見える毎日を取り戻し、趣味やお仕事ももっと快適に。そんな日々をサポートさせていただきます。


メガネの尾沢では地元・田原市や愛知県だけでなく福岡県・広島県・福井県・和歌山県・三重県・静岡県・岐阜県など全国各地からも様々な見え方のご相談・ご来店されますので安心してご相談ください。


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お電話でのご相談は0531-22-0358にお電話ください







当店では、最新の測定解析装置を使い、通常の測定では分からない見づらさの原因なども探り、尚且つ、ドイツ式・米国式と両方の「両眼視機能検査」で見る機能を詳細に測定をしていきます。何処に行っても原因が分からない見え方でお困りの方は是非ご相談いただければと思います。またより正確なメガネをお作りしたいとご希望の方もご相談ください。


このような情報が、少しでも皆様のお力添えになれば幸いです。


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メガネの尾沢Tel : 0531 - 22 - 0358


「夜間の見え方を完全再現する特別測定」をご希望の方へ

夜間の見づらさに困られていらっしゃる方で、完全暗室でより正確に測定をご希望の方は時間外営業時間の「19:00~21:00」の時間帯での特別測定も承ります。お日にちでご希望に添えないことなどありますので必ず事前の予約をお願い致します。

また時間外測定料金として眼鏡作製時でも¥3300-を別途頂きますのでご理解お願い申し上げます。

 

【メール予約】 メールでのご予約は当ホームページ内にある「お問い合わせ」フォームからお受けしております。必要事項を入力していただいて送信してください。 送っていただいたメールの確認ができましたら返信させていただきます。 眼鏡ご購入のご相談の際に視力検査をご希望される場合は明記していただけると幸いです。



 

メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)

 

住所:愛知県田原市田原町新町48-2 

Tel : 0531 - 22 - 0358

 営業時間:9:00~ 19:00

定休日:火曜日/第4日曜日









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