左右の眼で視力差がある「不同視」メガネの作り方
- Tomohiro Ozawa

- 2025年6月29日
- 読了時間: 7分
更新日:1月15日
左右の視力差が大きい「不同視」。 「メガネを作ったけれど、どうしても違和感があって慣れない」「長時間かけていると、眼が疲れたり、眼の奥が痛くなったり吐き気がしたりする」と諦めていませんか?
こんにちわ。米国式・ドイツ式両眼視機能検査を行い見え方を詳細に測定をする愛知県田原市のメガネの専門家がいるメガネ店「メガネの尾沢」です。
さて、本日は左右で視力差(屈折度数)がある方について書いていきたいと思います。
左右で視力差があり、実際に屈折度数(遠視、近視の度数)が左右で大きく異なっている眼を「不同視」といいます。(ガチャ目などと呼ばれたりする眼の方ですね)
この「不同視」のある方は、よくメガネ屋さんや眼科さんで
・左右の度数差が大きくて、ここまでしか作れません
・視力が弱い方は諦めてください
・コンタクトレンズにするしかありません
などなど言われたことがある方も少なくないと思います。
不同視とは2.00D以上(8段階以上の度数差)の差がある方を言います。
一般的に、不同視の処方は2.00D以上の差があっても「2.00D差までしか矯正をしない」などと言われることが多くあります。
(例)右眼:度なし、左眼:3.00Dの近視
2.00Dまでしか矯正しないとなると左眼の処方度数は-2.00D近視となります。この場合では左眼の度数は-1.00Dの近視が残ることになります。
こういった事をおこなう理由は、左右それぞれに合わせた度数では、きつく感じてクラクラしてしまうことがある、不等像が起きる可能性があるから等の理由からと言われています。
しかし、実際にはそういう決まりはなく、逆にむやみに度数を弱くしてしまうことで下記のような見え方の問題が起こることがあります。
・見えにくくてしっくりこない
・距離感がつかみづらくて怖い
・眼が疲れる(眼精疲労)
・肩こりや頭痛に悩まされる
これは「不同視」だからと言って度数を不当に弱めて低矯正にすることで、逆に本来の両眼で見る機能に負担が掛かり問題が起きてしまう事が原因です。
不同視の方は屈折補正の測定だけではなく、見え方の問題になる原因・要素というのがあり、それがクリア出来るのであれば、しっかりと左右共に度数合わせをすることが眼・見え方の負担が少なくなり大切になります。
「不同視」メガネで見え方の問題になる原因
では実際に不同視の方のメガネで見え方の問題になる原因を具体的に上げていきたいと思います。下記の要因が度数補正の妨げにならないのであれば可能な限りしっかりと左右共に度数補正することをおすすめします。
(不同視メガネで問題になる原因)
①メガネ度数の左右差によって起こるプリズム誤差による眼筋への負担
そもそも眼鏡レンズはプリズムレンズの集合体になります。
レンズの光学中心(光心)以外でモノを見ると、プリズム作用が生じてしまいます。この場合、プリズム作用が生じたとしても、左右が同程度の度数であれば、左右眼ともにほぼ同じ量のプリズム作用が生じてきますので通常は問題になることは少ないです。
しかし、左右差があると左右で生じるプリズム作用が大きく異なってしまいます。この誤差を「プリズム誤差」といいます。このプリズム誤差が大きいと眼球運動筋へ負担をかけてしまうケースがあります。自身の眼の力で補いきれないレベルの負担なのか?が重要になります。「どの程度のプリズム誤差が生じるのか?」を計算した上で、両眼視機能検査で眼筋の余力を測定することで分かります。眼球運動等の力でプリズム誤差を補える範囲内であれば無駄に度数を弱くする(低矯正)必要はありません。


*プリズム誤差を修正できるのであれば無理に弱める必要はありません。
②レンズの拡大縮小効果による不等像
メガネレンズには、近視レンズは小さく見える、遠視のメガネは大きく見えるという縮小拡大効果が起きます。左右の度数差が大きくなると、この左右でモノの大きさが違って見えてしまい「不等像」が起こる場合があります。この際には度数の調整、もしくはサイズレンズの適用が必要になります。

これらの問題を度数測定・両眼視機能検査で詳細に測定をし、本当に度数を弱める調整が必要なのか?逆に左右共にしっかりと合わせた方が良いのか?を決めていきます。
上記の問題を十分にクリア出来るのであれば、基本は両眼ともにしっかりと度数合わせをすることが大切です。
「不同視」の方は「斜位」の問題を抱えているケースも多い
ただし、実際に左右の度数をしっかりと合わせてしまうとクラクラする、気持ち悪いという方もいらっしゃいます。どうにも使いこなせないのであれば度数を弱めることを検討しないといけません。
しかし、その前に1つ確認をしないといけないのが「斜位」と呼ばれる視線ズレがどの程度の大きさなのか?です。実際に不同視眼の方の多くは、両眼視機能検査を行っていくと「斜位」と呼ばれる視線ズレ量が比較的に大きい方がいらっしゃることが多いです。

もともと「斜位」による視線ズレがあると眼球運動自体に負担が掛かりやすい眼といえますので、この「斜位」を修正してあげないと左右の度数差からのプリズム誤差による負担も加わり余計に眼筋への負担が大きくなりオーバーヒートしてしまう事で不快感を感じている場合が多くあります。
全ての方とは言いませんが「斜位」を修正をプリズムメガネでしてあげると嘘のように掛けられるようになるケースも多々あります。(*但し、不同視眼の方の斜位測定は難しい面もあり、プリズム誤差によって「光学的斜位」と呼ばれる偽斜位が測定されてしまうので注意が必用です。)
その他にも、眼球運動筋の余力測定、選択するべきフレーム形状、アイポイントの測定やフィッティングなども重要になってきます。
基本的には、不同視の方でも度数の強い方の眼を理由もなく低矯正をにしてしまうと、結局は人間の見る機能である「両眼視」に問題を抱えるケースがあります。矯正できるのであれば、可能な限り補正をして本来持つ「両眼で見る」機能を損なわないように模索していくことが大切です。
どうしても度数を下げざる負えない場合もありますが、しっかりと個々の見え方を分析した上で度数を下げているのか?何も考えずに下げているのか?では結果に大きな違いがあります。
最後に:諦める前にご相談ください
左右の度数差による違和感は、我慢して慣れるものではありません。無理にかけ続けることで、集中力の低下や慢性的な体調不良に繋がることもあります。
「私の目は特殊だから」「どこで作っても同じだったから」と諦める前に、ぜひ一度、当店の米国式・ドイツ式両眼視機能検査を体験してみてください。
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