「白内障手術後に視力が不安定でダブるような見え方をする」上下斜位を補正するメガネで良好になりました。
- Tomohiro Ozawa
- 4月14日
- 読了時間: 4分
更新日:5 日前
今回は、白内障術後に見え方の不調を訴えられるケースについてです。
今回、お越しいただいた方も
「白内障術後、明るくスッキリ見えるようになったけど両眼で見ると見づらくなり視力も不安定でダブるような見え方をする」ということでした。
運転免許更新のために白内障の手術をしたのに「視力が安定しなくて不安」ということ、また、眼科医さんでもメガネ度数の測定してもらったが、結局は「眼鏡屋さんで測りなおしてください」と言われてしまったということでのご来店となりました。
(今回測定をした結果)
・左右共に軽微な乱視がある
・乱視の屈折補正すると左右共に片眼視力1.0
・両眼で視力を測定すると視力値が0.7前後から見づらくなって視力が安定しない
・上下の視線ズレがある(上下斜位)
左右の片眼視力が1.0を満たすのに対して、両眼で測定すると視力値が0.7前後で運転免許証更新の必要視力ギリギリになってしまいました。
これは単純な近視・遠視・乱視という度数の問題ではなく、両眼をうまく連動して使えていないというの「両眼で見る機能に問題がある」ことが原因です。
今回、両眼視機能の測定をさせて頂いたところ「上下斜位」と呼ばれる左右の視線位置のズレが生じていました。人間の眼には多かれ少なかれ視線のズレというモノがあるのですが、上下方向への視線ズレは僅かなズレ量でも見え方に直結してきます。
「見える時と見えない時の差が激しい・・・」というのと「ダブって見えるような時がある・・・」というのは視線が上手く合わせられている時は良く見えるけれど、疲れていたりすると視線を合わせきれなくなって見づらくなってしまっていると思われます。
今回も「上下斜位」を「プリズムレンズ」で補正をしてあげたら両眼視力も安定して視力1.0が得られる状態になりました。
ご自身でもプリズム補正をすることで「見え方の安定感が全然違う」「遠くも近くも安定して見える」ということで驚かれていました。
それほど難しいというケースではありませんが、案外見落とされてしまう事が多い事例です。また測定環境が整っていないと上下斜位などは上手く測定が出来ないということがあります。
当店では、5mの実距離をとり、更に厳しい測定環境が求められるドイツ式両眼視機能検査「ポラテスト法」の基準を満たした環境で測定することで厳密な測定が出来る環境を整えています。
より精度の高い「両眼視の測定」をお求めの場合はお気軽に御相談ください。

当店では、最新の測定解析装置を使い、通常の測定では分からない見づらさの原因なども探り、尚且つ、ドイツ式・米国式と両方の「両眼視機能検査」で見る機能を詳細に測定をしていきます。何処に行っても原因が分からない見え方でお困りの方は是非ご相談いただければと思います。またより正確なメガネをお作りしたいとご希望の方もご相談ください。
このような情報が、少しでも皆様のお力添えになれば幸いです。
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