保険業務の営業さんをされている方がご来店されました。
若いころは遠くも近くもよく見えていたが、徐々に近くが見づらくなり最近は遠くも見づらくなってきたということです。
特にパソコン業務が多いために近くが見づらく入力ミスや書類の記載ミスをしそうになったりと仕事にも支障をきたし始めたので観念して老眼鏡を作ろうと思い立ったようです。
この方は遠視系の眼の方で、実際には遠くも近くも眼にとっては負担の大きいタイプの方です。特に近くを見る時には負担が大きいと言えます。
視力が良い悪いという判断よりも楽に見えているか?見えていないか?だと「楽に見ていない‼いつも力が入っている状態」ですので気をつけていただきたいですね。
さて今回は、近くに特化したデスクワーク用にお作りをさせて頂きました。(調節機能+両眼視機能(プリズム))
また最近、視力測定をしても遠方の視力も出づらい状況らしく運転免許の更新も通らないかもしれないと心配されていましたが、これは眼への負荷のかかり過ぎてしまい、調節緊張状態がすぐに解けずに視力が出ない状況に陥ってしまっているのが原因です。
遠視レンズを利用した雲霧法をゆっくりと行ないながら眼の調節緊張を解いていくと視力も0.6前後→1.0に変化をしていきます。
(無理して近くを見続けるとすぐに視力は0.6前後に戻ります)
まずは大きな負担がかかっている原因であるデスクワーク用のメガネで近方視のケアをして眼の負荷が解けて安定してから、後々、日常用に遠近両用メガネをお作りするような方針にしました。
*本来は日常用の遠近両用メガネも併用するとより効果的ではありますが、現在は眼の過労状態で遠くの視力が悪化している状態です。視力も常に0.6というわけではなく一時的に1.0に戻ったりもしている状況ですので様子をみることにしました。←この辺りの理解は難しいかもしれませんが人の視力は常に一定と言うわけではないのと、視力が良いことが必ずしも良いわけでもありません。遠視系の方なので本当は日常用も必須なのですが、まずは原因への対処をおこなうことで緩和をすることで度数の安定をしてきたところでお作りしたほうが度数変化が少なく最終的には無駄がなくなります。
まずは近くを見る時は必ず今回のデスクワーク用をお使い頂くことと、また見る生活環境のの改善も御一緒に指導をさせて頂き改善を図っていきます。
メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)
住所:愛知県田原市田原町新町48-2 Tel : 0531 - 22 - 0358 営業時間:9:00~ 19:00 火曜日定休