「眼」と「集中力」には意外なつながりがあります。
というと「何言ってんだコイツ‼関係あるわけないだろ」と思われるかもしれませんが(^_^;)
実際には眼と集中力は驚くほど関係が深いです。
「見る」というと、どうしても視力がどれくらいあるか?ということに注目されますが、本当は眼球運動のコントロール・両眼のチームワーク・ピント調節といったモノも重要になります。
視力は問題無いけれど他の「見る」機能で問題があるために集中できないという事例を少し紹介したいと思います。
視力は両眼共に1.0あるけれど「両眼のチームワーク」が悪いことで
眼球の教科書や本などを上手く読むことが出来ない・集中力のないといわれてしまうケースです。
本を読んだりというのは、意外と眼球運動としては高度な動きを問われます。文章を読むときは左右の眼の視線を揃えながら動かす、また行と行に移る時には「ぽーん」と跳躍するような眼の動きも問われます。日本語は特に縦書き・横書きと様々ありますのである意味ではより複雑とも言えます。
両眼のチームワークが悪いなどで起こりやすいのは
・本を読んでいても行を飛ばし読みする
・読んでいるところを見失う
・指で文字を追いながら読む
・本を読むのが遅い
などが起こったりし学習面や意欲の面にも影響を与えることがあります。
こういったタイプのお子さんは、スムーズに上手く眼を動かすことができないので、見ることにエネルギーを使ってしまって、文章を理解するという段階に及ぶ前に疲れてしまい意欲が低下してしまう・収集力が続かないということになりがちになります。
視力は問題がないので眼の問題だとは思われない、また視力以外に大切な「見る要素」がある事を知らないがために起こってしまう事もあります。
もし視力では測ることの出来ない「見る」という部分で問題があるにも関わらず「努力不足だ‼」「意欲の問題だ‼」と決めつけられてしまった場合・・・
また本人は凄く頑張っているのに出来ない場合は「誰も自分のことを分かってくれない」「自分は頑張っても出来ないんだと」自信をなくしてしまいますし、またそれが苦しみやストレスにもなってしまうこともあり得ます。
人間はひとつひとつ成功体験を積み上げて自信をつけながら成長していくことが大切だと感じています。特に青少年期の体験は自己肯定感の面でも非常に重要だと感じています。
もし「視力」というものでは測れない、別の面での「見る問題」が原因であればメガネやトレーニングなどで改善をしていくことも出来ます。すぐに結果に結びつくモノではありませんが長い目で少しずづ行っていけば少しづつ改善をされていきます。
少しでも多くの方に「視力」以外にも「見る」ために必要な要素がたくさんある事を御理解頂きたいと感じています。
集中力は「見る」ということが大きく関連をしていると言えます。
メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)
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