だんだんと眼(視力)が悪くなってきている気がする・・・
度数がどんどん進んでいていくことに不安を感じている・・・
不安を感じながらも「どうしたら良いのか?」分からず悩んでいる・・・
そんな方々も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな不安を少しでも解消できるために少し眼について・視力について書いていきたいと思います。
(「視力が落ちる」って眼がどんな状態になっているのか?)
そもそも視力が落ちている眼の状況とは、どんな状態なのか?
遠方視力が0.5、0.2、0.3という感じで低下している場合は、主に「近視」や「乱視」が原因ですのでそこを簡単にご説明していきます。
(近視とは?)
ピントを合わせる水晶体の厚みが変化しない状態で遠くを見たときに、網膜に正しくピントが合っている状態のことを正視と言いますが、近視では遠くのものを見たときに、網膜の手前にピントが合ってしまいます。網膜上ではピントはずれているため、遠くがはっきりとは見えない状態になっている眼のことを言います。
(乱視とは?)
黒目の形が完全な球面になっておらず、ラグビーボールのような楕円の形状になっていることで焦点が通常は網膜上にひとつに結ばないといけないものが2つに分かれてしまい、ある1方向にぼけが広がてしっまている見え方をしている眼のことを言います。「乱視」は近視や遠視と組み合わさる形となります。
見え方の特徴としては以下のような感じに見えます。
対象が二重に見える
ぶれて見える
滲むような感じで見える
どちらも度数が進行して視力が低下するのは
近視は、眼軸が伸びる:眼の後ろの長さがより伸びてしまう
乱視は、角膜と呼ばれる黒目の形が縦長だったり、横長だったりするのが大きく変化する
ことで進んでいきます。
どちらも共通することは眼が頑張って見てしまうことで「眼そのものの形が変形する」ことで起きてしまうといえます。「変形」と少し大袈裟に言ってますが、本当にわずか「0.〇㎜」変化という世界ですのであまり心配なさらず・誤解なさらないでくださいね。
(眼が後ろに伸びたり・黒目の形が変わってしまう原因)
眼の後ろ側が伸びたり、黒目の形が変形してしまう原因は主に以下のことです。
①眼のピント調節筋を使いすぎている
②両眼を揃えて使うための眼の周りについている眼球運動筋を使いすぎている
基本的には眼の筋肉を使いすぎてしまうことで眼そのものに負荷がかかり、その負担を何とか減らそうと眼の形が少しづつ変わってしまうことで度数の進行が起きていると言えます。
また眼の筋肉への負担が最も大きくなるのは1m以内の近距離を長い時間見ている時です。
ですので、この「2つの眼の筋肉の負担をメガネ度数で緩和させてあげる」ことが度数の進行を抑制する効果が見込めます。同時に疲れ眼も軽減されます。
(眼が後ろに伸びたり・黒目の変形を防ぐメガネ度数の合わせ方)
なるべく眼の形の変化が起きづらいようなメガネを作るうえでは、主に3つのアプローチが大切になります。
①正確に近視・遠視・乱視というメガネの度数を測定して補正してあげる
→基本は近視・遠視・乱視をしっかりと合わせることです。見づらさは眼を凝らして見てしまうので眼の筋肉に知らずに負担が掛りやすくなります。特に「乱視」は遠くも近くも滲んで見えてしまうので眼が力みやすくなりますので調整できる場合はしっかりと補正しましょう。
②見る距離・使う目的に合わせて度数調整・専用レンズなどで「ピント調節筋」の負担を減らしてあげる
→眼のピント調節筋は近くの物を見る際に強く働く構造になっているので、遠くが良く見える状態(視力1.0以上)で近くを見てしまうとピント調節筋に負担が大きくなります。
御年齢や、趣味・お仕事の作業内容で見る距離も変わるとピント調節筋の負担量も変わります。それらを考慮した上で度数の調整または調節サポートレンズや中近レンズなどを用途別にピント調節筋の負荷を軽減できるレンズを選択していきましょう。
③「眼を動かす筋肉」の力と動かす量を測定してプリズムレンズで負担量を減らしてあげる
→人間は両方の眼の視線を必ず合わせて見ています。ですので近くを見る際に「寄り眼」の動作が起きています。近くを見続けている際は常に両眼を寄せ続けるために眼の周りに付いている眼を動かす筋肉(外眼筋)に常に力が入っている状態になります。
また誰にも必ず「斜位」と呼ばれる「視線のズレ」が有り、この眼がズレる方向や、ズレの大きさが人によって違っています。またズレを補正するための眼の力がどのくらいあるのか?も測定をしていきます。ズレが大きい方ほどめを動かす眼球運動筋の負担は相対的に大きくなります。これらは両眼視機能検査を行うことで「斜位」のズレの方向と大きさを知ることが出来ます。当店では両眼視機能測定用の近方視力表も設置しておりドイツ式・米国式の両方の両眼視機能を行うことが出来るので正確に測定出来ます。
「プリズムレンズ」を使いこの両眼を動かす筋肉の負担を肩代わりさせて負担量を減らしてあげます。
大人の方であれば、眼球の強度も十分ですので用途に合わせて眼の負担を軽減するように正しく度数合わせされたメガネをお使い頂ければ「眼の筋肉・眼の負担を減らすこと」ができるので大きな度数の進行等もおきづらくなります。
でも1番大切なことは
「眼の負担が必要以上に大きくならないようにしてあげること」です。
負担を減らすメガネも完全に負担を0にしたり、度数の進行を完全に抑制するわけではありません。ご自身の見る環境の見直しや、ライフスタイルの見直しも大切です。
しっかりと合わせたメガネを使いつつも、お仕事でデスクワークをした後や休憩時間はスマホの画面を眺めるのではなくて遠くを眺めて眼の筋肉をリラックスさせてあげる時間を作ってあげることや、寝る時やお家でくつろいでいる時に眼鏡を外して寝転びながらスマホを見るなどといったことを、少しづつ控えてもらうなども大切です。
「用途別に正しく合わせたメガネ」と「見る環境の改善」両方で気を付けて頂ければ大きく改善をされていきます。
私は「可能な限り皆様の視力の悪い変化が起こらないように、また見え方の不調を起こさないように細心の注意をはらい測定・度数合わせ」をしています。
それは無用な度数進行は、将来的な眼病リスクが高まるなどの面もあります。
「見る」ことは体の一部であり、皆さんが健康で明るく暮らしていくために不可欠なものだと考えています。皆さんの健康や日々の暮らしにかかわるからこそ、皆様の生活を損なうことなのないように、プロとしての責任をしっかり果たし、またお悩み等があれば少しでも多く解消出来ることが私たちの仕事だと思っています。
皆様の眼や見え方を守ることで「健康で明るく日常を過ごされる」ことが出来ることを大切にしていきたいからです。
見え方の不調を抱え、悩まれてこられた方々を多く見てきましたので、節にそのような願い・想いを持ってご対応しています。ご理解を頂けると幸いです。
なるべく分かりやすい表現にしたので、一部誤解のある表現もあるかもしれません。
「よくわからなかった」「もっと詳しくよく知りたい」
と言った場合はお気軽にご相談下さい。
当店では、最新の測定解析装置を使い、通常の測定では分からない見づらさの原因なども探り、尚且つ、ドイツ式・米国式と両方の「両眼視機能検査」で見る機能を詳細に測定をしていきます。何処に行っても原因が分からない見え方でお困りの方は是非ご相談いただければと思います。またより正確なメガネをお作りしたいとご希望の方もご相談ください。
このような情報が、少しでも皆様のお力添えになれば幸いです。
〜ご来店予約について〜
【電話予約】 営業日の 10:00〜18:00 の時間でお受けしております。 検眼中などは電話に出られないこともございますのでご了承下さいませ。 ご来店希望日の当日または前日にご連絡いただく場合は必ず【電話予約】でお願いいたします。
メガネの尾沢Tel : 0531 - 22 - 0358
「夜間の見え方を完全再現する特別測定」をご希望の方へ
夜間の見づらさに困られていらっしゃる方で、完全暗室でより正確に測定をご希望の方は時間外営業時間の「19:00~21:00」の時間帯での特別測定も承ります。お日にちでご希望に添えないことなどありますので必ず事前の予約をお願い致します。
また時間外測定料金として眼鏡作製時でも¥3300-を別途頂きますのでご理解お願い申し上げます。
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