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執筆者の写真Tomohiro Ozawa

乱視度数は入れないほうがよいのか?

更新日:2023年3月9日

「乱視度数は入れない方がよいのですか?」


とご質問される時がありますが


答えは・・・


「乱視があるならば、しっかりと矯正したほうがよい」です。



乱視とは


角膜や水晶体のゆがみのために、目に入ってきた光の焦点が複数できてしまう状態をいいます。角膜と水晶体がラグビーボールのようになってしまっているため、光の屈折に差が生じ、目に入ってきた光が一カ所で焦点を結ばない状態のことです。


乱視はそもそも一カ所で焦点が合わないため、近くのモノでも遠くのモノでも、像がブレたり二重になった見え方をします。













また乱視は


焦点を常に合わせようとし続けるために負担が大きく見づらさだけでなく、疲れや、肩こりや頭痛になることもあります。


乱視を補正しないことの方がデメリットが多いです。


(また乱視は誰もが大なり小なりありますので、特別なモノではありません。)


未だに「乱視は入れない方がよい」ということをおっしゃっている方がいるのが、とても残念です・・・



 

では何故「乱視」は入れないほうがよい!等、言われてしまうのか?


 

これは「初期の装用感で違和感を感じやすい!」からです。


乱視のレンズを通して視ると、空間の歪みや距離感覚の違いが生じるので、最初脳内での情報処理が補正が追い付かず違和感を感じるというのがあります。


この違和感に対して説明等がないと「おかしいのではないか?」「間違っているのではないか?」というようなトラブルにつながることがあります。


ただ、この辺りは使用していく中で必ず慣れていきますので諦めずに使って欲しいをとおもいます。また年齢を重ねていくと適応力が落ちていきますので慣れづらくなりますの早目の対応も大切です。



ただ、どうしても慣れないというケースは下記の可能性があります。


①測定された「乱視」が間違っている

→乱視の度数が間違っている可能性があります。乱視度数は他覚的な情報が非常に大切です。特に角膜の形状をしっかりと把握をしていないと間違って測定されてしまうことがあります。(この辺りは長くなるので今後の機会に書こうと思います。)



②乱視以外の部分で違和感の原因になっている場合もある。

→これは近視・遠視などの屈折矯正値・左右の見え方の違い・両眼視機能の問題が隠れている場合があります。乱視が全てというわけでもありません。


何かと誤解されがちな「乱視」ですが、正しく理解をしていけば、しっかりと補正をしていくことの重要だと分かると思います。


乱視の未補正は、焦点を常に合わせようとし続けるために負担が大きく見づらさだけでなく、疲れや、肩こりや頭痛になることもあります。


最後にもう一度


「乱視度数はしっかりと合わせましょう‼ 補正しないのはデメリットしかありません」



見づらい・眼が疲れるなどありましたら「乱視の未補正」かもしれません

気になる方がいらしゃいましたらお気軽にご相談ください。


次回は乱視を正しく把握する測定方法についてご説明したいと思います。



この記事が見え方に悩まれている方の少しでもお力になれることを願っています。


いつもありがとうございます。



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