子どもの視力測定は、難しさがあります。
裸眼視力が0.7~0.8くらいで、近視の度数がおよそ2~3段階(s-0.50~-0.75くらい)のメガネを使っている場合は少し考えさせられることがあります。
遠くの視力表が見えないから安易に近視の度数を入れてしまっていないか?
子どものメガネ度数測定時に一度行わないといけないのは、眼の筋肉に過剰な緊張がかかっているないか?を確認することです。
子どもは非常に調節力が強いので、過剰に眼の筋肉に力が入ってしまうと近視のような度数が簡単にでてしまうことです。
特に今の子ども達は過剰に眼の筋肉に緊張が起きやすい視環境に置かれているので従来のような程度では容易に緊張が解けないケースが多いと感じています。
また外で遊んだりということも少ないので、眼の使い方も総じて不器用な子が多いのも要因だと感じています。
一度大きく遠くをボカすレンズを入れて緊張を解く雲霧法のみならず、フリッパーなどを使って調節と弛緩を繰り返して調節筋を動かしてやる、外眼筋も動かしてやるなど様々な方法で時間をかけないと解けてきません。その上での近視の判断ならば近視であるのだと思います。
ただs-0.50~0.75くらいの近視であれば個人的に試して欲しいのは近くを見続ける場合に、調節筋と外眼筋の緊張を和らげる勉強用・読書用(デスクワーク)の近くメガネを使用してもらい眼の筋肉に過度な緊張がかかるクセを取り除くよう試してみてからでも悪くないかと思います。
また両眼視機能を考慮した上での眼の使い方のアドバイスをして実践してもらうことも大切になります。
メガネの尾沢
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