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執筆者の写真Tomohiro Ozawa

疲れ眼の原因「斜位近視」での過強性メガネやコンタクトには注意をしましょう!

「近視の度数を1段階上げるのは最も慎重に行うべき」というのが私が最も重点を置いている所です。


「それは何故か?」


人間の眼は容易に「過矯正」という必要以上に強すぎる度数に対応してしまうからです。

過矯正にしてまうと、疲れ眼や両眼で見る機能に悪影響を与えています。


過矯正の要因には色々な要因があるのですが、その一つに「斜位近視」というモノがあります。


斜位近視の特徴として、片眼での視力に比べて、両眼での視力が落ちてしまうことが挙げられます。


これは両眼で見る際に左右両眼の視線を合わせないと見ることが出来ない人間の機能が影響を与えます。(視線を合わせるための寄り眼運動とピント調節する眼の運動が起きます)


片眼の視力を測るときは、もう片方の眼は遮蔽しますので上記の両眼での機能が働きません。


でも両眼を開けて視力を測るときには、両眼の視線を揃えて見ようとするための寄り眼運動が生じて、眼のピント調節運動も同時に起きます。


斜位が大きい場合は、必要以上の眼のピント調節運動で両眼の視線ズレ(斜位)を補おうとする(調節性輻輳)ために「近視」が強く測定されてしまう場合があります。それが斜位近視です。


「斜位近視」の影響が強い方に、眼位の状態を無視してメガネやコンタクトで矯正しようとすると、本当は近視がない方に近視として作ってしまったり、近視の過矯正の眼鏡を作ってしまうことになりかねません。


従って、メガネ度数の屈折検査には、眼位の検査が必須(両眼視機能検査)であると言えます。残念ながら、多くの現場では行われていない現実がまだあるのですが・・・


「斜位近視」を知らずに、視力を上げるために近視度数を上げてしまうと過矯正状態でお作りしてしまう事になり、寄り眼の眼球運動性の眼精疲労や、ピント調節性の眼精疲労を起こすことがあります。


両眼視機能検査を行われずにメガネの度数を強くして新しくされてから、とても疲れるようになったという場合は「斜位近視」による過矯正メガネを疑ってみると問題解決に至る場合があります。


斜位近視が疑われる場合はプリズム眼鏡の装用で補助をすると、過矯正メガネを避けることが出来ます。(コンタクトレンズでの斜位矯正は出来ません)


斜位の大きさによってはプリズムでは対応不可能な場合もありますので、その場合は、程度にもよりますが手術適応にもなりますので専門医にご相談ください。






当店では、最新の測定解析装置を使い、通常の測定では分からない見づらさの原因なども探り、尚且つ、ドイツ式・米国式と両方の「両眼視機能検査」で見る機能を詳細に測定をしていきます。何処に行っても原因が分からない見え方でお困りの方は是非ご相談いただければと思います。またより正確なメガネをお作りしたいとご希望の方もご相談ください。


このような情報が、少しでも皆様のお力添えになれば幸いです。


〜ご来店予約について〜

【電話予約】 営業日の 10:00〜18:00 の時間でお受けしております。 検眼中などは電話に出られないこともございますのでご了承下さいませ。 ご来店希望日の当日または前日にご連絡いただく場合は必ず【電話予約】でお願いいたします。

メガネの尾沢Tel : 0531 - 22 - 0358


「夜間の見え方を完全再現する特別測定」をご希望の方へ

夜間の見づらさに困られていらっしゃる方で、完全暗室でより正確に測定をご希望の方は時間外営業時間の「19:00~21:00」の時間帯での特別測定も承ります。お日にちでご希望に添えないことなどありますので必ず事前の予約をお願い致します。

また時間外測定料金として眼鏡作製時でも¥3300-を別途頂きますのでご理解お願い申し上げます。

 

【メール予約】 メールでのご予約は当ホームページ内にある「お問い合わせ」フォームからお受けしております。必要事項を入力していただいて送信してください。 送っていただいたメールの確認ができましたら返信させていただきます。 眼鏡ご購入のご相談の際に視力検査をご希望される場合は明記していただけると幸いです。


 

 

メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)

 

住所:愛知県田原市田原町新町48-2 

Tel : 0531 - 22 - 0358

 営業時間:9:00~ 19:00

定休日:火曜日・第4日曜日


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