「調節サポートレンズ」（アイアシストレンズなどとも呼ばれる）というレンズがあります。当店では、なるべく若い世代の方には基本的にこのレンズをオススメをしています。
これは時代背景的にパソコン・スマホなどの長時間の近方視が多いことから眼の負担そのものが大きく増えてしまっていることで、少しでも眼の負担を軽減したい、眼の健康を維持させたいという考えからです。
因みに「調節サポートレンズとは、どんなレンズ？」という事ですが、下記の通りです。
（東海光学社参考）
目の位置付近は遠くの度数・目の位置から下方部分にピント調節を和らげる度数構造になっています。（境目のようなモノはありませんので安心して下さい。）
近方視する際には視線が自然と下がる事から、その部分にピント調節筋をサポートするような度数が入っていきます。
但し、近くを見た際の「ピント調節」と「寄り眼の運動」は連動をしていますので両眼視の機能を必ず考慮する必要があります。ケースによっては、このレンズを使用することで余計に眼の負担へとつながってしまうということもありますので、しっかりと測定をし、個々の眼の使い方やクセのようなモノを把握しておく必要性があります。
また調節サポートレンズも各社から様々出ておりますが、特にオススメするレンズはZeiss社の「スマートライフデジタルレンズ」です。
Zeiss社の「スマートライフデジタルレンズ」は「完全自由曲面設計」といわれる設計を採用しており、お一人お一人の近視・遠視・乱視といった度数を、メガネフレーム形状のデータをメーカーに送信しすることで（ここまでは他社でもある）
そのメガネフレーム内を約1万ポイント以上（ここが他社と違う‼）と非常に細かく細分化して、そのポイント・場所ごとに最適な形状・度数度数補正していくことで、可能な限り歪み等を排除した見え方を追求されたレンズになっています。
他社のレンズと比べても横や斜め方向に視線を動かした時の見え方が圧倒的に鮮明で、見える範囲も広いですし、世界最高峰の透明度を誇るコーティングとあいまって明るい視界も確保されています。
また調節サポート部分の度数に関しても、広い範囲で度数選択が可能で、その方に合った細かな設定も可能です。
自分自身でも各社のこの手のレンズをほぼ試してみましたが、「キッチリ調節サポートが効いてる」「ハッキリ・明るく見える」という点ではZeiss社のレンズが最も良いと感じています。
ただこのレンズも全てに万能というわけではありませんので、本当に長時間のデスクワークや近方視が続くような作業が多い方には眼の負担軽減機能が追い付かない場合がありますので、その際には年代問わずに「専用設計に調整されたメガネ」をオススメ致します。
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