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度付きフラットレンズの選び方|内面非球面レンズがおすすめの理由

4 時間前
読了時間: 7分



レンズの表面カーブを0.5~2カーブ程度に抑え、フラットに仕上げた「フラットレンズ」


一般的なメガネレンズとは異なる、すっきりとしたフラットな外観が特徴で、スタイリッシュなメガネに仕上げたい方に最近人気のあるレンズです。



定期的にお問い合わせをうけるのですが、度付きレンズをフラットに仕上げる場合、気をつけたいことがあります。


それは、特に「度付きレンズをフラットレンズにすると、見え方で違和感を感じやすい」という点です。


当店にご来店される方で「フラットレンズって他だと出来ないと断られることが多い」ということをよくおっしゃられますが、これは見え方に影響する光学性能が損なわれるケースが多いことも原因だと思います。


またレンズをフラット化することでフレームにはめ込む際の加工もひと手間必要になることも原因になるケースが多いです。


せっかく気に入った「フラットレンズ」を選んでも、実際に掛けたときに見え方の違和感が強ければ、快適に使い続けることは難しくなってしまいます。


フラットレンズを度付きで作製する場合は、案外に知識と技術が必要になります。


フラットレンズは、度数や設計に制約が生じることがあります

メガネレンズは、レンズのカーブや設計によって、視線を動かした際の見え方や、周辺部の光学的な性質も変化します。


一般的に、レンズの表面カーブを極端にフラットにすると、度数や乱視、フレーム形状などの条件によっては、光学性能との両立が難しくなります。


例えば、次のような点です。


  • 度数の制約: 希望するフラットなカーブでは、度数や乱視などの条件によって製作できる範囲が限られる場合があります。(遠視度数はフラットレンズは製作不可です)


  • 周辺部の見え方: 視線を斜めに動かしたときに、非点収差や度数誤差などの影響が生じることで見づらさが生じます。


  • 装用時の違和感: 周辺部のぼやけや像の歪みなどによって、くらくらするような見え方に違和感を覚える場合があります。


フラットレンズで重要なことは上記のことが起こることを理解した上で光学性能にも配慮しつつ「どのようなレンズを選択するか?」「どのように度数設計するか?」が大切になります。


ここが分からないと「フラットレンズ」は見え方の違和感のリスクだけが生じるレンズになります。


フラットレンズには、内面非球面設計がおすすめ

フラットレンズ特有のスタイリッシュな外観を求めて度付きメガネを作製する場合、レンズのカーブをただ単にフラットにしてしまうと、周辺部の歪みやボヤケなど見え方の違和感が非常に強く出てしまいます。


そのため当店では、度付きフラットレンズをご希望の場合、レンズの内側(眼に近い側の面)を非球面化した「内面非球面レンズ」以外での製作をお断りさせていただいております。


内面非球面設計は、レンズ後面(裏面)の形状で光の収差を精密に補正するため、視線を動かした際にも周辺部の歪みを抑えられ、自然で快適な見え方を目指すことができます。


フラットな外観の美しさを追求しながら、メガネとしての高い光学性能を両立できることが最大のメリットです。


特に近視や乱視の度数がある程度強い方ほど、フラット化による光学的な悪影響をシビアに受けやすいため、適切なレンズ選択が非常に重要となります。


ただし、内面非球面レンズにすればすべての度数やフレームで必ず快適になるわけではありません。


当店ではお客様のお一人おひとりの眼の特徴や度数などの「見え方の質」を第一優先としております。そのため、一定以上の強度数の方で測定結果によってフラットレンズが向かないと判断した場合には、基本的にはおすすめしておりません。




フラットレンズは実は技術難易度が高い

フラットレンズの一番の魅力は、何といってもそのフラットな外観によるスタイリッシュさやカッコよさにあります。しかし光学的な観点から見ると、すべての方に無条件でお勧めできるレンズというわけではありません。


フラットレンズは、単にレンズ表面を平らに仕上げれば完成するものではないからです。特に度付きの場合、度数が強くなるほどレンズ選定から精密な測定、加工、フィッティングに至るまで、極めて慎重な対応が求められます。


例えば、度数や乱視、左右の度数差を踏まえた最適なレンズ設計の選定はもちろんのこと、フレーム形状や実際の装用位置まで考慮した度数測定が必要です。さらに、フラットな外観の美しさを損なわずに仕上げるための高度なレンズ加工技術も欠かせません。条件によっては、加工後のレンズの厚みや見た目、フレームへの収まり具合まで細かく計算する必要があります。


つまりフラットレンズとは、レンズ自体の性能だけでなく、それを適切に選び、測定し、美しく加工・フィッティングする眼鏡店側の知識と技術が問われるレンズなのです。


一定の専門知識や技術、そして手間を要するレンズであるため、眼鏡店によっては積極的な提案を避けるケースも少なくありません。


だからこそ当店では、単に「フラットな外観を実現できるか」だけでなく、実際にメガネを掛けたときの見え方の質や快適な装用感まで徹底的に考慮してご提案しております。


見え方もかっこよさも妥協できない!メガネを楽しみたい方へご提案しています。


特に度数が強い方や、仕上がりにこだわりたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。


*最後にもう一度「フラットレンズ」は見え方の面においては、全ての方にお勧めするレンズでもありません。今回は、「フラットレンズ」をカッコよく快適に掛けたいという方へ向けた記事です。また度数的な制約や見え方の制約のあるレンズでもありますので、見え方に問題を掛けている方にはおススメしませんので御理解の程をお願いもうしあげます。


内面非球面レンズを使用したメガネです。+αで両眼視機能を含めた度数で見え方もカバーしています。
内面非球面レンズを使用したメガネです。+αで両眼視機能を含めた度数で見え方もカバーしています。

メガネの尾沢では、ドイツ式・米国式両眼視機検査・超高性能オートレフラクトメーター・全国でも数台しかない特別な視力表・度数測定室の環境整備と徹底的にこだわってメガネ度数を測定していきます。


また、地元・田原市や豊橋市・豊川市などの東三河エリアや愛知県だけでなく福岡県・岡山県・広島県・福井県・和歌山県・三重県・静岡県・岐阜県・茨木県・神奈川県・東京都など全国各地・遠方からも様々な見え方のご相談などでご来店頂いている実績がございます。


夜間の見づらさだけでなく、眼の手術後の不等像による見え方の悩み、モノが2つに見える悩み、日常でのちょっとした見え方のお悩みまで、何処にいっても解決策が見つけられなかった様々な問題に取り組んでいるメガネ店です。


見え方のちょっとしたお悩みから、メガネに関するお悩みまでお気軽に御相談ください。

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