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ブルーライトカットメガネは本当に意味がないのか?

36 分前
読了時間: 11分

米国式・ドイツ式両眼視機能検査を行い、見え方に徹底的にこだわる愛知県田原市のメガネ専門店「メガネの尾沢」です。


最近、インターネットやSNSなどで「ブルーライトカットメガネには効果がない」「メガネ店が利益を上げるための策略だ」といった意見を目にする機会が増えました。


確かに、パソコンやスマートフォンを使用する際の眼精疲労を軽減する目的でブルーライトカットメガネを使用しても、その効果が十分に実証されているとはいえません。また、子どもの近視進行を予防する効果についても「逆に近視の進行につながる」という研究などもあり、場合によっては避けるべきケースもあります。


日本眼科医会などからも、ブルーライトカット眼鏡の有用性について慎重な見解が示されています。


私自身も、ブルーライトカットメガネであれば誰にでも必要であり、誰にでも効果があるとは考えていません。


特に、パソコン作業などによる眼精疲労の軽減を目的とする場合は、ブルーライトをカットすることだけで問題が解決するわけではありません。度数が適切か、眼の使い方に無理がないか、作業環境が合っているかなど、さまざまな要因を考える必要があります。


そのため、当店でも以前からブルーライトカットレンズを、すべての方に積極的におすすめしているわけではありません。(「パソコン用メガネ」としては否定派でもあります)


一方で、「ブルーライトカットレンズには十分な効果が実証されていない」ということと、「ブルーライトをカットするレンズは、すべて意味がない」ということは同じではないとも考えています。


「ブルーライトカットレンズ」の目的は1つではない

私が問題だと感じているのは、ブルーライトカットレンズの有用性に疑問が示されること自体ではありません。


ブルーライトカットレンズと一口に言っても、その機能や期待できる効果には違いがあり、使用する目的や症状によっては必要となるケースも多々あります。


しかし、「ブルーライトをカットするレンズ」というだけで、すべて同じものとして扱われ、一律に否定されてしまう危険性があることが怖いのです。


一般的に「ブルーライトカットメガネ」と聞くと、パソコンやスマートフォンの画面から出る光をカットし、眼精疲労を軽減するためのメガネをイメージする方が多いのではないでしょうか?


しかし、レンズのなかには、特定の波長域の光を抑えることで、まぶしさや光による負担の軽減を目的として使用されるものもあります。


例えば、遮光眼鏡や防眩を目的としたレンズのなかには、特定の波長域の光を選択的に抑える特性を持つものがあります。


実際にこれらのレンズは「青色光領域の光(ブルーライト)をカットするもの」が多い傾向にあります。


もちろん、単に青色光をカットすれば、必ずまぶしさが軽減されるというわけではありません。


どの波長域をどの程度抑えるのか?レンズの透過特性や色や、使用する環境などによっても、眩しさを抑える効果や見え方も変わってきます。


大切なことは、「ブルーライトをカットする」という共通点だけで、それぞれのレンズの目的や働きまで同じだと考えてほしくないことです。


実際にあった、ある30代女性のケース

実際に、当店でも考えさせられるケースがありました。

ある30代の女性は、屋外だけでなく、室内のLED照明などの光に対しても、まぶしさやつらさを感じていらっしゃいました。


いわゆる「光過敏」に近い状態で、日常生活のなかでも光の刺激が負担になってしまうような方です。その方は、光による負担を軽減する目的で「遮光レンズ」としてブルーライトカットレンズを使用されていました。


ところが、知人から「ブルーライトカットは意味がない」「メガネ屋が利益を上げるための策略だ」といった趣旨の話を聞き、「私は眼鏡屋さんに騙されていたのか・・・」と思い使用していたメガネの「遮光効果となっていたブルーライトカット機能」を外して作り直してしまったそうです。


すると、再び見え方のつらさや疲労感・頭痛などもを感じるようになったとのことでした・・・


最初は原因が分からず、その内にショッピングセンターやドラッグストアなどの室内などでも眩しさを感じて、それが見え方などのつらさを感じることに気づき、当店に相談に来られました。


様々な度数的な要因もありましたが、「眩しさ」を感じる傾向が強いこと、以前使っていたブルーライトカットでは起きていなったということを考慮して薄い遮光機能のあるブルーライトカットカラーレンズを使用してもらいました。


実際に「遮光効果となっていたブルーライトカット機能」のメガネを使用することで、以前のようにかなり眩しさや辛さもも軽減され、見え方も戻ったという事でした。


もちろん、この一例だけで、ブルーライトカットレンズ全般に効果があると結論づけることはできません。


しかし、ここで考えていただきたいことがあります。


その方が使用していたのは、単にパソコン作業による眼精疲労の軽減を目的としたメガネではありません。


光による負担を軽減するために、レンズの特性を考慮して選ばれていた遮光目的のレンズでした。


それにもかかわらず、「ブルーライトをカットするレンズだから」という共通点だけで、一般的なパソコン用ブルーライトカットメガネと同じものとして扱われ、レンズを使用する必要性まで否定されてしまったのです。


「ブルーライトカットには効果がない」という情報が、すべての方にとって適切な判断につながるとは限りません!


確かに、不要な方には必ず必要なモノでもありません。でも「ブルーライトカット」という言葉だけでレンズの良し悪しを判断しないで欲しいのです。


この方にとって、どのような光が負担になっていたのか?、どのような特性を持つレンズが適しているのか?を考えることが大切です。


「青色領域の光(ブルーライト)に対して不快感を感じている」のであれば、「ブルーライトカットメガネ」はその方には必要なモノになります。


私は、このようなケースがあるからこそ、レンズの用途や特性を十分に区別しないまま、一律に「意味がないモノ」と否定してしまうことには問題があり、逆に必要としている方を苦しめてしまうリスクもあると考えています。


大切なのは何の目的ために使用するのか?

メガネのレンズは、眼に悪い光をカットすればよいというだけのものではありません。


どのような光を、どの程度抑えるのか。そして、それによってどのような見え方を目指すのか?


その目的によって、選ぶべきレンズなども変わります。


例えば、パソコン作業による眼精疲労が気になる方であれば、まずは度数が適切かどうか、長時間の近方視で眼に負担がかかっていないか、作業距離や照明環境に問題がないかなどを確認することが重要です。ブルーライトカットレンズを選ぶことが、必ずしも最初の解決策になるとは限りません。


一方で、特定の波長域の光に対してつらさを感じる方や、まぶしさによって日常生活に支障が出ている方の場合は、遮光レンズなど、光の透過特性を考慮したレンズが選択肢になることがあります。


ただし、こうした場合でも、青色光を抑えることだけで症状の原因や解決方法を説明できるわけではありません。症状によっては眼科での診察が必要になることもあります。


つまり、重要なのは「ブルーライトカットは無用なモノか?そうでないか?」という単純なことはなく


その方が何に困っていて、何を目的として、どのようなレンズを必要としているのか?


ということが大切です。


ある一方向からでの「必要ではない」とされていても、別方向からにおいては「必要である」ということ、全てを否定できるわけではないことも知って欲しいと思います。


メガネ店が、レンズの必要性を十分に説明することも大切

一方で、当店ではブルーライトカットレンズに対する批判を、すべて誤解だと考えているわけでもありません。ここは私たちも責任がある部分です。


商品の必要性や期待できる効果を十分に説明しないまま、あたかも誰にでも必要なもののように販売してしまえば、疑問を持たれるのも当然だと考えています。


レンズを販売する側には、どのような目的で使用するものなのか?どのような効果が期待でき、反対に何が期待できないのか?を、きちんと説明する責任があると思います。


ブルーライトカットレンズについても、科学的な根拠が十分ではない効果を強調したり、必要性を過度に訴えたりするべきではありません。


そのうえで、特定の波長域の光を抑えることに意味があるケースまで、同じカテゴリーの製品だからという理由だけで否定するのも、適切ではないのではないでしょうか。


十分に検討せず一律に否定することも避けるべきだと考えています。


当店でも、なるべくメーカーサイドからの情報だけでなく、様々な情報から比較検討・実際の使用感などを体感をした上で選択してレンズ等をお勧めするようにしています。


なるべくフラットな視点で「お一人ひとりに本当に必要なモノ」をおすすめしていきたいと思っています。


ブルーライトカットレンズは、必要か、不要か?

ブルーライトカットレンズは、すべての方に必要なものではありません。

また、パソコン作業による眼精疲労を軽減する目的で使用した場合に、誰にでも明確な効果が得られるといえるものでもありません。


その一方で、光による負担を軽減するために、このブルーライト領域の光を抑えるレンズが選択肢として必要となるケースもあります。


だからこそ、私は「ブルーライトカットレンズは必要か、不要か」という単純な二者択一で考えるのではなく、**「何のために必要なレンズなのか?」**という視点が大切だと考えています。


レンズの名称や機能だけで一括りに評価したり判断するのではなく、その特性と使用目的、そして実際に使用する方の困りごとに照らし合わせて「必要か?不要か?」を考えること


それが、メガネやレンズを選ぶうえで大切なことだと考えています。


当店では、その他にも単に視力を出すことだけでなく、一人ひとりの見え方や眼の使い方、使用環境なども総合的に考慮しながら、できるだけ負担の少ないメガネを目指しています。


「何となくまぶしい」「光がつらい」「メガネをかけても見え方が楽にならない」


そのようなお悩みがある場合も、レンズの種類だけで判断するのではなく、まずは何が負担になっているのか?などを考えてみることを大切にしています。


総合的に判断してどれが良いのか?を大切にしたいと思っています。


メガネの尾沢では、ドイツ式・米国式両眼視機検査・超高性能オートレフラクトメーター・全国でも数台しかない特別な視力表・度数測定室の環境整備と徹底的にこだわってメガネ度数を測定していきます。


また、地元・田原市や豊橋市・豊川市などの東三河エリアや愛知県だけでなく福岡県・岡山県・広島県・福井県・和歌山県・三重県・静岡県・岐阜県・茨木県・神奈川県・東京都など全国各地・遠方からも様々な見え方のご相談などでご来店頂いている実績がございます。


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