世界で最も有名?といわれているロバート・フランクの写真「The Americans」です。
1950年代の写真なので、正直、現代のカメラで撮ったモノに比べると画質が荒いのですが、その時代の人々や街並みを切り取った何かを訴えてくるような写真が見ていて心に響きます。
またこの写真集を作っているSteidl社の印刷やレイアウトも秀逸で余白や紙の質や印刷の手触りなども非常に良く出来ています。
ロバート・フランクは2年前に日本で写真展を行ない、新聞紙に写真を印刷して展示するという挑戦的な展示方法をしていました。
90歳を超える年齢でもアグレッシブさを失わない所は私たちも見習わなければいけませんね(^_^;)
「普段は写真集なんて見ないよ」という方にも手に取って見て欲しいと思う一冊です。