先進国では一般化をされはじめている波面収差測定を利用した次世代型測定機器を導入して一年が経ち、データの蓄積も進み今ではメガネ度数測定時には、これ無しでは成り立たない?というレベルにまでなってきました。
この機器は一般的に眼鏡店さんでも置いてある測定機器と見た目が似ているので間違われやすいのですが、中身は全くレベルの違う測定が出来る機器となっております。
一般的な眼鏡店で置かれている機器は「オートレフラクトメーター」「オートレフケラトメーター」と呼ばれる機器で単純に近視・遠視・乱視という屈折矯正値を測定する機械で、”ケラトメーター機能”が備わると簡単な角膜カーブの形状を把握することが出来ます。
(オートレフケラトメーター自体も設置店舗は少ないのでは?ないかと思います)
(OPD-SCANⅢ実機写真*nidek社HP参考)
「OPD-SCANⅢ」は屈折矯正値(近視・遠視・乱視)を測定できる他に、角膜全体の形状・また水晶体の形状も測定することが出来るため今まで以上に正確な近視・遠視・乱視の測定が出来ること、また今まででは分からなかった見え方の問題(角膜レンズ・水晶体レンズの光の滲み具合や、暗所時での見え方の変化など)を可視化することにより対策や対応への判断材料とすることが可能となります。
具体的にどのような違いがあるのか?
簡単に説明をすると下記の違いがあります。
①角膜形状が水晶体の形状を把握することが出来、より深いレベルで屈折矯正測定が出来る
角膜カーブだけでなく全体の形状や微細な形状の把握、また水晶体の乱視の形状も把握することが出来ます。乱視というのはそもそも角膜の形状と水晶体の形状によって生じますので両方のデータが取得できるというのは今まで以上に有益なデータとして得られます。また、
人間の眼は歪みのない完璧な光学製品ではありませんので通常の乱視レンズでは補正しきれない歪みなどの把握も可能です。
②PSFマップの表示により眩しさによる見え方低下などを客観的に判断が可能
眼に点光源を入れたときに角膜・水晶体・眼内での光が”キレイに”点”として結像をするのか?”、”光が広がるように滲みが生じてしまうのか?”
この光の滲みが生じている方は、「日中で眩しさを強く感じやすい」「眩しさから見え方が落ちやすい」「夜間時に対向車のヘッドライトに強い眩しさを感じる」などを訴えるケースが多くあります。これらが客観的データとして表示されます。
(PSFマップ画面)
③「見え方の質」を評価できる
人間の眼は光の明暗で見え方が変化をしています。これは瞳孔が散瞳・縮瞳することによって眼の度数そのものが変化を起こしたりしているからです。
視力表での視力測定はあくまで光の環境が固定された一定条件下での見え方になりますが、日常時においては暗い場所・明るい場所など様々な光の環境下で人間は見ています。
視力測定して視力が良いと言われても、「何となく見づらさを感じる」「夕方・夜間・雨天時にはとても見えづらい」というのは視力では表すことの出来ない「見え方の質」低下を起こしていることが原因となっています。これは通常の視力検査のみでは分からないことです。
その他にも色々な有益なデータが得ることができます。
こういった従来では取得できなかった様々な「見え方」のデータが分かることによって、見え方の困り感解消などにアプローチする際に大きな手助けになってくれています。
この波面収差を利用した測定機器を使用している店舗は、愛知県では当店含めても2店舗あるかないか?全国的に見ても、この機器を設置されている店舗は数えるほどしかありません。
1ランク上のレベルでの度数測定を求められている方はお気軽にご相談ください。
(*ご予約を優先致しておりますので、特に市外からお越しの方は事前連絡をお願い致します。)
〜来店予約について〜
【電話予約】 営業日の 10:00〜18:00 の時間でお受けしております。 検眼中などは電話に出られないこともございますのでご了承下さいませ。 ご来店希望日の当日または前日にご連絡いただく場合は必ず【電話予約】でお願いいたします。
メガネの尾沢Tel : 0531 - 22 - 0358
【メール予約】 メールでのご予約は当ホームページ内にある「お問い合わせ」フォームからお受けしております。必要事項を入力していただいて送信してください。 送っていただいたメールの確認ができましたら返信させていただきます。 眼鏡ご購入のご相談の際に視力検査をご希望される場合は明記していただけると有難いです
メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)
住所:愛知県田原市田原町新町48-2
Tel : 0531 - 22 - 0358 営業時間:9:00~ 19:00
火曜日定休
Commentaires