パソコン用メガネについて、よくあるご質問で多いのが
Q: ブルーライトカットレンズで眼の疲れは軽減されますか?
私の答えとしては・・・
A: いいえ、ブルーライトをカットするだけでは「疲れ眼軽減」は効果は極めて低いです。
近年、ブルーライト(青色光)のもたらす眼への影響がネットニュースなどで取りざたされていますが、ブルーライトの人体への影響は研究者の間でもはっきり解明されておらず、予測・推測の域を超えていません。全く否定することは出来ませんが、眼精疲労軽減効果は極めて低いものと考えています。(*また成長段階のお子様は逆にブルーライトをカットすることが近視の進行に影響を与えるなどの研究結果もあるので18歳未満の方は現状ではブルーライトカットレンズの使用は避けて頂くほうが良いと思われます。)
ブルーライトの影響以上に、疲れ眼の最も大きな原因は
①ピント調整力(ピント調節筋)を過度に使うこと
②両眼視不全で両目で見ることに負担が掛っていること
この2つの影響が最も大きな要因になっています。
パソコンやスマホなどの近くを見る時に働くのは、眼の「ピント調節筋」と両目を揃えて使うために眼を動かす「外眼筋」です。
疲れ眼の多くは、この2つの眼の筋肉の疲労と、脳の情報処理(視覚野)の疲労が要因です。
メガネで「ピント調節筋の負担軽減」と「両眼視不全の改善」をおこなう度数を組み込むことが最も大切です。
ではブルーライトカットレンズは全くの無駄なのか?
そんな事はありません。
眼精疲労への効果は軽微ですが、眩しさの軽減や、コントラストを高める効果がありますので、そういった意味合いではブルーライトカットレンズの効果はあります。
特に・・・
①眩しさを強く感じて見づらさを感じてしまう
②若いころに比べて天候の悪い日や、夕方・夜の見づらさを感じる
という方々にはブルーライトカット効果は有用です。
ただブルーライトカット機能も、種類(コーティングでカット・カラーでカットなど)や各社レンズメーカーによって差があり、メリット・デメリットがありますので、その辺りは私たちにご相談を頂ければと思います。
「パソコンの疲れ眼軽減=ブルーライトカットメガネ」という単純なモノでもありません。
少しづつ認知され始めていますが、まだまだ、同じようなご質問や、「度数はそのままでパソコン用で使うのでブルーライトカットレンズにしておいてください。」というご要望をされることが多いので改めて皆様にも知っておいて頂きたいと思います。
当店では、最新の測定解析装置を使い、通常の測定では分からない見づらさの原因なども探り、尚且つ、ドイツ式・米国式と両方の「両眼視機能検査」で見る機能を詳細に測定をしていきます。何処に行っても原因が分からない見え方でお困りの方は是非ご相談いただければと思います。またより正確なメガネをお作りしたいとご希望の方もご相談ください。
このような情報が、少しでも皆様のお力添えになれば幸いです。
〜ご来店予約について〜
【電話予約】 営業日の 10:00〜18:00 の時間でお受けしております。 検眼中などは電話に出られないこともございますのでご了承下さいませ。 ご来店希望日の当日または前日にご連絡いただく場合は必ず【電話予約】でお願いいたします。
メガネの尾沢Tel : 0531 - 22 - 0358
「夜間の見え方を完全再現する特別測定」をご希望の方へ
夜間の見づらさに困られていらっしゃる方で、完全暗室でより正確に測定をご希望の方は時間外営業時間の「19:00~21:00」の時間帯での特別測定も承ります。お日にちでご希望に添えないことなどありますので必ず事前の予約をお願い致します。
また時間外測定料金として眼鏡作製時でも¥3300-を別途頂きますのでご理解お願い申し上げます。
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メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)
住所:愛知県田原市田原町新町48-2
Tel : 0531 - 22 - 0358
営業時間:9:00~ 19:00
定休日:火曜日・第4日曜日
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