top of page
  • 執筆者の写真Tomohiro Ozawa

ドイツ式両眼視機能検査「ポラテスト法」について① 

更新日:2023年12月20日

ドイツでよく用いられている視力表に、両眼視検査が可能な偏光視標が組み込まれたポラチャートと呼ばれてい検査機器があり、このポラチャート(視力表)とDr.ハーゼ氏が提唱する「ハーゼ理論」を組み合わせた一連の検査手法を「ポラテスト法」と呼んでいます。


これらの測定法について2回に分けて少しご説明をしていきたいと思います。


 

何故、ドイツ式測定「ポラテスト法」を行うのか?


 

先ず、なぜ「ポラテスト」を行うのか?ですが


「ポラテスト法」は両眼視機能検査の一つで、視力以外の眼からの情報から人間が生きる上で必要な距離感や立体感などといった高度な視覚情報処理の状態を調べる・測定する検査です。以下の様なことを測定します。


・斜位・斜視

・不等像視

・抑制

・立体視


これらに問題があると、正しい眼からの情報を取り入れられず脳内での視覚情報の処理に負担がかかり、「見る」ことが仕事や学習の足を引っ張ることが起きやすくなります。

(文字がかすんだり、ダブって見える・すぐに疲れて集中力が切れるなどの見え方の問題を抱えやすくなります)


ドイツ式両眼視機能検査「ポラテスト法」はそれを解決するための欠かせない検査です。


ただ、このポラテスト法には、実は測定室や測定環境そのものにも非常に厳しい基準があります。「ポラテスト」が行える視力表を使えば良いというわけではありません。


 

ドイツ式両眼視機能検査「ポラテスト法」の測定環境の基準

 

①ドイツ式ポラテスト法に準拠した偏光視力表・視標を使用している

先ず大前提は「ドイツ式ポラテスト法」に対応した偏光視力表でなければならないことです。当店ではポラテスト法の元祖Zeiss社の偏光視力表「Zeiss Visuscreen」を使用しています。また、ただ単に偏光視標が使えるだけでなく視力表自体の表示サイズや大きさにも実は意味があり「視標が網膜中心窩の大きさに対応している」などの必要項目があります。これらも「zeiss visuscreen」は全てクリアしています。



②視力表までの距離を必ず5m以上確保する必要がある

実距離で5mの距離を確保することで、眼の調節機能の介入による度数誤差発生の防止や、両眼視機能の測定データの誤差発生防止を行う必要がある。省スペースで疑似的に5mを作り出す視力表を使用すると少なからず調節機能や眼球運動機能に無意識的な刺激が起きてしまい誤差が生じてきます。これには個人差が現れますが、特に両眼視機能を測定する「斜位」の測定結果には大きな差が生じるケースがあります。測定データの信頼度が低いことはこういったケースで問題を抱えてしまいます。



③壁・天井などの色を可能なかぎり視力表と同色にする必要がある

正確な測定値を得るために余計な視覚刺激が起こらないように視力表を設置する壁・天井の色は視力表と可能な限り同色にする必要があります。見ている部分に不要な刺激になるモノがあると、先ほどの②の項目と同じような眼の調節機能や両眼視機能に無用な刺激が起きてしまい測定データの正確性が低下してしまいます。



④適切な明るさを確保できる照明状況

視力表が適切に見える「明るさ」にも基準があります。当店では、これらを満たすように照明の明るさを照度計で測定・計測して適切な明るさに照明機器も設置してあります。また照明機器も色再現性Ra95以上の高演色性LED照明を使用し、より正しく見えるように配慮してあります。



このように、ただポラチャート(偏光視標)を使用することだけがドイツ式両眼視機能検査「ポラテスト法」ではないことも知っていただきたいと思います。


これらの条件を満たせていない場合でのドイツ式「ポラテスト法」の測定値の信頼性は低くなります。実際に以前の視力表とで「ポラテスト法」で比べて行ったと所、基準を満たした環境下とそうでない環境下では測定値の安定性・信頼性に大きな違いがありました。


誤差を織り込んで考えていくのも測定者の経験や知識・技術という考えもあるかもしれませんが、測定誤差から「軽微な両眼視の問題だ!」と思ったモノが、実は大きな問題を見逃してしまう場合もありますので可能な限り測定エラーは排除すべきだと思います。


今回、知っていただきたかったのは「測定環境」というのも、正しいメガネ度数測定をする上ではとても大切であることです。


次回は、視力表別に何を測定しているのか?を具体的に説明していきたいと思います。

なるべく早目にアップしたいですが(;^ω^)






当店では、最新の測定解析装置を使い通常の測定では分からない見づらさの原因なども探り、またドイツ式・米国式と両方の「両眼視機能検査」で見る機能を詳細に測定をしていきますので、見え方でお困りの方はご相談いただければと思います。


このような情報が、少しでも皆様のお力添えになれば幸いです。



〜ご来店予約について〜

【電話予約】 営業日の 10:00〜18:00 の時間でお受けしております。 検眼中などは電話に出られないこともございますのでご了承下さいませ。 ご来店希望日の当日または前日にご連絡いただく場合は必ず【電話予約】でお願いいたします。

メガネの尾沢Tel : 0531 - 22 - 0358


「夜間の見え方を完全再現する特別測定」をご希望の方へ

夜間の見づらさに困られていらっしゃる方で、完全暗室でより正確に測定をご希望の方は時間外営業時間の「19:00~21:00」の時間帯での特別測定も承ります。お日にちでご希望に添えないことなどありますので必ず事前の予約をお願い致します。

また時間外測定料金として眼鏡作製時でも¥3300-を別途頂きますのでご理解お願い申し上げます。

【メール予約】 メールでのご予約は当ホームページ内にある「お問い合わせ」フォームからお受けしております。必要事項を入力していただいて送信してください。 送っていただいたメールの確認ができましたら返信させていただきます。 眼鏡ご購入のご相談の際に視力検査をご希望される場合は明記していただけると幸いです。


メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)

住所:愛知県田原市田原町新町48-2 

Tel : 0531 - 22 - 0358 営業時間:9:00~ 19:00



閲覧数:23回0件のコメント
bottom of page