「視力1.0なのに何だかくっきり見えない…」その違和感の正体とは?高次収差 編
- Tomohiro Ozawa

- 1 日前
- 読了時間: 9分
米国式・ドイツ式両眼視機能検査を行い、見え方に徹底的にこだわる愛知県田原市のメガネ専門店「メガネの尾沢」です。
突然ですが、日常でこのようなお悩みや違和感を覚えた経験はありませんか?
「視力測定では1.0が出ているのに、なぜかくっきり見えない・滲む」
「度数を何度変えても、夜間の対向車のライトや街灯が眩しくてギラギラする」
「眼鏡やコンタクトレンズを作っても、思ったほど視力がスッキリ伸びない」
「度数は合っているはずなのに、なぜか見えにくい…」 実は、どれだけ精密に度数(近視・遠視・乱視)を合わせても解決できない、「高次収差(こうじしゅうさ)」と呼ばれる目の中の微細な光の歪みが関係しているケースがあります。
この高次収差は、一般的な視力測定や通常の度数チェックだけでは決して捉えきれません。そのため、「度数に問題はないから大丈夫です」と見過ごされてしまうことも少なくないのが現状です。
当店では、この目の中の微細な歪みを正確な数値やビジュアルマップとして可視化できる高度解析装置「OPD-Scan® III」を導入しています。
見えにくさの「裏側にある本当の原因」をしっかりと把握できるからこそ、当店では「この問題にどう対処し、お客様一人ひとりに最適な快適視界をご提案できるか?」を日々追求しています。
今回は、多くの方が感じている「見えづらさの謎」と、この「誰も教えてくれない見えづらさの正体」「高次収差」について分かりやすく解説していきます。
見づらさの原因「 高次収差(こうじしゅうさ)」とは?
普段、私たちがメガネやコンタクトレンズで補正している「近視・遠視・乱視」。これらは専門用語で「低次収差(ていじしゅうさ)」と呼ばれます。
例えるなら、眼の形全体が丸から少し歪んでいるような「大きくて単純なピントのズレ」「眼軸の長さの影響」です。(少し語弊がありますが許してください)
対して、今回お伝えする「高次収差」とは、眼のレンズの役割を担う「角膜(黒目)」や「水晶体」の「表面の微細な凸凹・うねり・歪み」のことを言います。
低次収差(近視・遠視・乱視): 全体的なピントのズレ(メガネ度数でピタッと合わせられる)
高次収差: 眼のレンズ(角膜・水晶体など)の複雑な微細歪み(一般的なメガネでは消しきれない)
カメラで例えるとすると・・・
「低次収差」を整えるのは簡単なピントのズレのような感じで、「高次収差」はレンズ性能のような要素と言えます。レンズ自体が非常に綺麗な状態・収差の無い状態だとキレイに景色が写るのに対して、僅かな微細な凸凹や歪み・収差などがあると写る景色が滲んでしまいます。

なぜメガネをかけても1.0や1.2が出にくくなるのか?
一般的なメガネレンズは、眼全体の大きなピントのズレ(近視・遠視・乱視)を均一に打ち消す設計になっています。
しかし、眼の中に入っっていく光が、眼のレンズ(角膜や水晶体など)に生じている「微細な凸凹など(高次収差)」を通り抜けると、光の波が複雑に歪んだ状態で網膜へと届きます。
その結果、次のような現象が起こり、視力検査の「Cマーク」の切れ目がくっきり見えず、最高視力が伸び悩む原因や、視力は出ているのに何となくハッキリしない原因になります。
光が点として集まらず微妙に散らばる(像のぼやけ・にじみ)
輪郭のコントラスト(明暗のメリハリ)が低下する

見え方の質を落とす「代表的な高次収差」
高次収差は、ただ単に「ピントが合っていない」だけでなく、独特なノイズやボヤけとなって見え方に影響を与えてきます。良く皆さんが訴えるような見え方なども「高次収差」の影響によるものが大なり小なり存在をします。
以下、代表的な「高次収差」の一例で、どのように見えるのか?を説明していきます。
コマ収差(Coma): 彗星(コメット)の尾のように、光の点が片側にフワッと伸ばされて見える現象。
球面収差(Spherical Aberration): 光の中心と端で集まる位置がズレ、全体に薄いベールがかかったように霞む現象。特に暗い場所(瞳孔が開く場所)で強く現れます。
トレフォイル(Trefoil ): 三つ葉のクローバーのように、光の点が「3方向(または三角状)」に滲んで広がる現象。乱視に似ていますが、普通の乱視用レンズ(2方向の補正)では消しきれないのが特徴です。
高次収差はどれか1つが原因というよりも、これらが複合することで現れるケースがあります。

高次収差への対策はあるのか?
ここまで「高次収差」の正体についてお話ししてきました。
では、「この高次収差はメガネで改善できるのか? 対応可能なのか?」という点についてお答えします。
正直にお伝えすると、メガネレンズだけで高次収差を直接ゼロに消し去るのは、非常に難しい面が多いのが現実です。
なぜなら、高次収差は「近視・遠視・乱視」のような単純な屈折(ピント)の問題ではなく、「メガネの度数調整だけではカバーしきれない領域」の微細な歪みだからです。
特に「コマ収差」や「トレフォイル」のような光が長く尾を引くような見え方は中々難しいです。
「……じゃあ、諦めるしかないの?」
と思われるかもしれませんが、決してそういうわけでもありません。
高次収差そのものを完全に打ち消すことはできなくても、「見え方の質(コントラストや夜間の眩しさ)を底上げし、ストレスのない快適な視界に近づけるアプローチ」は出来ます。
当店では、OPD-Scan® IIIの測定データを基に、以下のような対策やご提案を行っています。
「低次収差(基本度数)」と両眼視を徹底的に追い込む
土台となる近視・遠視・乱視、そして両眼視機能のバランスを精密に補正することで、高次収差による見え方のノイズを最小限に抑えます。
「ドライブセーフレンズ」などによる暗所での「球面収差」緩和
夜間や暗がりで瞳孔が大きく開くと、レンズの周辺部を通る光によって「球面収差」が強く発生し、光の滲みや眩しさの原因になります。ドライブセーフレンズのような暗所での瞳孔径(瞳の開き具合)を考慮して設計されたレンズを使うことで、瞳孔開大時の球面収差を最適化し、夜間のすっきりとした視界を確保します。高次収差による見え方の低下は、特に「コマ収差」や「トレフォイル」と「球面収差」が複合することで見づらさの低下を引き起こします。「コマ収差・トレフォイル」を完全に消し去ることは出来ませんが、「球面収差」を緩和することで見づらさの緩和へとつながります。
「被写界深度延長(EDOF)レンズ」によるピント面の深さと収差コントロール
あえて微小な収差を制御することでピントの合う奥行き(被写界深度)を広げるレンズ設計を取り入れ、単にピントを合わせるだけでなく、目全体の収差バランスを整えて自然で落ちついた見え方を提供します。
夜間時の光の眩しさをコントロールするレンズ
暗所時などで特に眩しさの原因になる強い光の波長をカットする機能性カラーの活用などで光をコントロールすることで滲みやボヤけを整えるアプローチが可能です。
「見え方の質」にどこまでもこだわりたいからこそ
「最高視力がなかなか出ない」 「視力検査では問題ないのに、なぜかすっきり見えない」
こうした違和感の裏には、今回お話しした「高次収差」という目の中の微細な光の乱れが隠れているかもしれません。
高次収差そのものをメガネだけで魔法のように消し去ることはできません。
また強い高次収差がある場合は眼病のリスクが隠れている場合がありますので医療機関への受診も大切になります。
しかし、OPD-Scan® IIIで目の中の状態を「正しく知る」こと、そして一人ひとりの波面データに合わせて基本度数・両眼視バランス・最適レンズを徹底的に組み上げることで、見え方の質は確実に向上するケースもあります。
「自分の見えづらさは、もしかしたら高次収差のせいかも?」
「夜間の運転や普段の視界を、もう少し楽にしたい」
そう感じられた方は、ぜひ一度「メガネの尾沢」にご相談ください。
見え方の数字(視力)だけにとらわれず、あなたが毎日心地よく過ごせる「最高の見え方の質」を探すお手伝いをいたします。
メガネの尾沢では、ドイツ式・米国式両眼視機検査・超高性能オートレフラクトメーター・全国でも数台しかない特別な視力表・度数測定室の環境整備と徹底的にこだわってメガネ度数を測定していきます。
また、地元・田原市や豊橋市・豊川市などの東三河エリアや愛知県だけでなく福岡県・岡山県・広島県・福井県・和歌山県・三重県・静岡県・岐阜県・茨木県・神奈川県・東京都など全国各地・遠方からも様々な見え方のご相談などでご来店頂いている実績がございます。
夜間の見づらさだけでなく、眼の手術後の不等像による見え方の悩み、モノが2つに見える悩み、日常でのちょっとした見え方のお悩みまで、何処にいっても解決策が見つけられなかった様々な問題に取り組んでいるメガネ店です。
見え方のちょっとしたお悩みから、メガネに関するお悩みまでお気軽に御相談ください。
見え方に関する御相談やお問い合わせは下記よりお願い申し上げます。
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↑私が責任を持って、どんな些細な見え方のお悩みや、メガネのお悩みでもご対応いたしますので安心してご相談ください。
メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)
住所:愛知県田原市田原町新町48-2
Tel : 0531 - 22 - 0358
営業時間:9:00~ 19:00
定休日:火曜日/第4日曜日
駐車場:店舗隣5台
*(ご予約に関してのお願い)
当店では、お一人ずつ十分なお時間を確保し、視力測定・両眼視機能検査・メガネ作製のご提案を行っております。そのため、一日にご案内できる人数には限りがございます。
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