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  • メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)

子供のメガネについての疑問に答えます。(追記)


近視の低年齢化が進んでおり子どものメガネについて質問をされることが多くなりました。

①メガネを掛けると眼が悪くなるのか?

半分はあたっていて、半分は間違いと言えます。

視力0.4前後の視力(s-1.00くらい)であれば日常生活で本を読んだり、机に向かっての勉強などの近くを見ている時はピント調節が楽になっているので掛けない方が良いと言えます。

視力が0.1を大きく下回ってくる(s-2.50~)と生活に支障が出てくる・両眼視機能にも支障が出ますので日常でメガネ・コンタクトレンズは必要となります。近くを見る時には度数を弱めたメガネもお持ちいただけると良いです。(寄り目アシスト付き)

*但し気を付けてもらいたいのはメガネやコンタクトレンズの度数を両眼視力1.0程度以上の視力を求めないことです‼それ以上の視力はあると日常生活で眼の負担に変わってしまいます。

②両眼視機能を無視してはいけない‼

視力0.4程度であれば、特に近くを見ている時にはメガネを掛けないほうが良いと言いましたが例外も多々あります。

ピント調節と寄り眼(両目の動き)には一連の関係性があり(調節性輻輳)この関係性はお一人お一人で違います。

ピント調節が行なわれると、連動して寄り眼が起こります。

近視と言うのは近くを見ている時のピント調節の負荷が少ない状態なのですが、調節と共に行なわれる「寄り眼」の機能もスポイルされてしまいます。

特に外斜位の大きな方(眼の潜在的なズレ)は逆にピントは楽になったとしても、寄り眼の負荷が大きくなり逆に眼精疲労や近視の進行させるという場合もあります。(これは個人差があります)

こういったタイプの眼の方には寄り眼をアシストする機能をメガネレンズに組み込んであげれば問題は大きく緩和されます。(*これが出来る医療機関や眼鏡店は非常に少ないです)

両眼視機能検査を行なうことで、ご自身がどのような眼位のタイプか?というのが分かりますので、詳しい知識を持った眼鏡技術者にご相談されると良いでしょう。

むやみやたらに度数を強くする、また弱くするというのではなく、お一人お一人の眼の状態を視力だけでなく総合的に判断して決めることが大切になります。

また特にお子さんの場合は言葉で伝えるよりも、実際に体で体感することで理解をしてもらうようにしています。

メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)

住所:愛知県田原市田原町新町48-2 Tel : 0531 - 22 - 0358 営業時間:9:00~ 19:00 火曜日定休

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