私たち眼鏡士はコンピューターテクノロジーを少しなめてしまう所が正直あります。
確かに検査機器でよく使われるオートレフラクトメーターという近視や遠視・乱視を測定する機器がありますが、この機械のはじき出した度数を鵜呑みにしてそのまま設定すると・・・ほぼ近視であれば過矯正・遠視であれば未矯正になってしまいます。
そういった経緯もあるので、参考にはするけど信用はしていない。
自分たちの技術の方が信用できるとなってしまうようです。
全ての方がそうではないですが、話すとそういう方が多い業界でもあります(^_^;)
ただ最近は各メーカーさんが、もう一段階上の検査機器も出してくれています。
眼球の黒目のカーブ形状をまるごとスキャンしてくれ、さらに眼内の水晶体のお屈折状況も解析してくれる機械も開発をされています。
また高次収差といわれるメガネレンズでは対応できない問題が生じている場合も的確に判断が出来るようになります。
まあ従来と同じく近視や遠視や乱視といった情報をそのまま鵜呑みにしてはいけないのですが(^_^;)
角膜の屈折状態や、眼内のレンズの屈折状況が分かると理論的におかしなケースでも、原因が解明できてかなり対処しやすくなるのではないかとも感じています。特に乱視の測定時には、かなり正確性が高まるのではないかと思っております。
最近、従来のやり方・検査法では対処できなくなってきているのでは?という違和感を感じているケースに関してサンプルとして正確なデータとして蓄積しやすくなると思います。
また事前に問題が何であるのか?がある程度予測できれば眼科さんへ行って頂かなければならないケースというのもある程度正確に分かってくるので、何かしらの眼の異常への早期発見にも役立てる可能性も高まります。
奢らずに常に本当に正しいのか?新しい知識や技術・テクノロジーなども上手く使っていきたいと思います。
ただ、これはかなり高価な機械のために実際には導入できていません。いつかは導入したい機械だと思っておりますが、もう少し先になりそうです(^_^;)
メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)
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