小学校低学年からの子どもの近視人口は年々増加してます。
お子さんの近視の進行に不安を感じている親御さんも多いのではないでしょうか?
不安に感じながらも意外とよく分からない・・・という方も多いのでどう対処していけば良いのかも分からないよいうのが現状だと思います。
まずは近視進行の仕組みを理解することが大切です。
以前は近視進行は、「遺伝的な要素が非常に強いのではないか?」と言われていましたが、近年の近視人口の増加数からすると遺伝の影響下では説明がつかないことが多く最近では見る環境による影響の方が大きいと言われています。
今と昔で違うことは、スマホ、タブレット、ゲーム、パソコンなど近くを長く見る時間が増えていることです。
昔は外での遊びが多く、また遊びの中で眼を動かしたり、ピントを素早く合わせたりなどが自然におこなわれていおり眼の運動やストレッチになっていました。
ただ最近の子ども達は、外での遊び場の減少もあるのでしょうが室内で読書(マンガも含む)スマホ、ゲーム、パソコン、スマホやタブレットでyoutubeの動画を見てたりすることで、非常に近い距離に視線を固定して調節筋(毛様体筋)などを酷使するような状態になっています。これが眼軸を伸ばしていき近視進行の要因になるではないかと言われています。
*子どもの眼球が柔軟で柔らかく成長段階にあるために大人に比べると度数の変化が大きくなりやすい。逆に大人になると眼球に強度が出てくるので度数の変化は少なくなっていきます。
眼科さんで目薬を近視進行予防として処方されることがあると思いますが、あれは目薬で調節筋(毛様体筋)を弛緩させることで近くを長く見ることでピントが固まってしまった水晶体レンズを緩める効果のモノです。効果もあったり、なかったり・・・あまり効果がなかった方のが多いのではないでしょうか?
(アトロピン点眼薬はある一定の高い効果を発揮するという研究結果も出ていますが、副作用もあるので長期間差し続けるにはやや難がある、点眼をやめてしまうと近視進行してしまうという研究結果もあります。)
すでに眼を酷使して固まってしまった状態を目薬を使って眼の筋肉を緩めるわけですが、どちらかと言えば起きてしまったことへの後追い作業・対処療法になっています。
原因となりうる近方視で眼を酷使させない環境につなげられなければ結局は近視の進行は止まらないことのほうが多いと思います。
近くを見る→眼の調節筋の酷使→目薬で弛緩させる→でも近くを見る→眼の調節筋を酷使→目薬で弛緩させる→・・・→目薬では間に合わない→近視へ・・・
おそらく負のスパイラルが早すぎて効果が引き出せないのが原因ではないでしょうか?
個人的な見解ですが、近くを見る時の負担量そのものを減らす仕組み・原因の対処をしなければ近視進行の抑制には効果がないのではないかと感じています。
スマホ・ゲームなど近くを長時間見させないことが良いのですが、近くを見ることの原因はそれだけではなく机に向かっての勉強・塾の勉強時なども近方視になりますので近くを見ない生活そのものが不可能な時代になりつつあります。
近くを長い時間見るな!というのは不可能なのですから、近くを見る時に眼の調節筋の負担を減らす仕組みをメガネにも持たせて、それを近くを見る時に掛けさせることが1つの近視進行抑制・進行を遅らせることにつながると感じています。
また調節筋の過剰な酷使と述べさせていただいてましたが、もう一点考慮をしなければいけないことがあるのですが、これは文章では言い表せない部分がありますので、気になる方は直接ご連絡・お問い合わせいただければと思います。
メガネの尾沢
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