少し見え方に問題のある方がご来店 事例の紹介を少し・・・
30代後半 男性 2回目の来店です。
(現在メガネ)
右 s-0.75 c-0.50 Ax20
左 s-2.25 c-0.50 Ax175
遠方内斜位 10
近方内斜位 4
(主訴)
肩こり・首のこり・本など文字を読みたくないときがある
全体的に行動のタイミングが一呼吸早くなってしまいがち
そして今回測定の度数は以下の通り
右 s 0
左 s -1.25 視力1.0
実は現在のメガネは前回1年ほど前に私が作成させて頂きました。
とても絞り込んで眼に力を込めて見ている状態で、以前のメガネは現在お使いのメガネよりももっと強い度数のモノを使っていました。これでも3~4段階くらい近視度数を落とした状態でした。
それでも今回測定時に相当雲霧に時間をかけていったら更に近視が弱くなりました。
以前に比べれば緊張が抜けやすくなっていますが、遠方・近方ともに若干の内斜位が残っていますので更に度数は潜伏している可能性も考えられます。
また実際この度数から更に+1.00加入した状態でも、瞬間ある程度の視力表が見えそうな感触があると言うことなので・・・右眼は間違いなく遠視・左眼も遠視の可能性も考えられます・・・
この方は、ハッキリ見えないとイライラするということで、常に視力1.2~1.5が出るように見え方が悪くなったと思ったら近視の度数を強くして・キープすることを繰り返していたようです。
ハッキリ・くっきりを求めすぎて知らずに近視の度数が強くなりすぎてしまったパターンとも言えます。最終的に、こういう方は近視をどんどん進めて年齢を重ねていくと日常的に複視(2つに見える)を訴えたりするケースが発展したりします。その前に食い止められたのは良かったと思います。
今回は常用の遠く用の度数を更に弱めて、また眼筋を緩める近く用のメガネをしっかり併用して今後の様子をみていくことにしました。(前回はどうしても近く用をご納得いただけなかったが今回の測定でご納得いただけました)
近方視が楽になれば肩こりなども緩和されるはずです。
これだけ近視の度数が弱くなるパターンは本当に稀であります。理論的には?な特殊なパターンが存在することも頭に入れながら日々取り組くんでいくことが大切です。検者が気づいて対応するか?気づけないか?が今後の大きな分岐点になるケースでした。
メガネの尾沢
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