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子どもメガネについて

メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)

春休みに入り、4月からはいよいよ新学期となりますね♪

新学期になると学校で視力検査などもおこなわれますので、視力に関してお悩みを抱える親御さんも多くご相談を受けることもあります。

そこでよく聞かれるのが

「メガネを掛けると近視が進行するのではないか?」

半分正解で、半分間違いと言うのが私の考えです。

どうしても遠くの視力が良ければOKとされますし学校の視力検査もその様に進められていきます。本来はそれでは不足なのですが・・・(詳しくはこちら)

視力1.0~1.5など遠くの視力がよく見えることが良いことだと言われますが、それは人間が動物として自然の中で過ごしていた頃の考え方であり、また人間の眼の構造もその時代に適した状態のままであるのでそのように言われてしまうのだと思います。

ただ現在は、1~2m以内の近くを見続ける事のほうが多くなり視る環境そのものが変わってしまいました。

ですから遠くが見えれば良いとされる時代は、一昔前の考え方とも言えます。

今までは近視の進行は遺伝的要素が強いと言われていましたが、最近の研究結果では環境的な要因の方が強く影響を与えていることが判明しつつあります。

では環境的な要因とは何でしょうか?

単純に言ってしまえば「近くを見過ぎている」ことです。

今の子ども達は本、パソコン、スマホ、携帯ゲームの普及で近くを見る機会が以前に比べても急激に増加をしています。(大人もそうですが)

私たちの子どもの頃のにもTVゲームがありましたが、パソコン・スマホや携帯ゲームなどは更に近くを見る様な状態なので比ではありません。

近くを見ると、眼の中にある水晶体と言うレンズを膨らませて調節筋に過剰に負担がかかり、また寄り眼をするために外眼筋にも負担がかかります。

眼にとっては二重のストレスがかかりますので、長時間近くを見続けると疲れてしまうので、そのストレスから逃れようと眼球の軸を伸ばして器質的な変化をさせて近視になっていくのではないか?と言われおり、また過剰な調節が近視進行に大きな影響を与えていると研究結果も出ています。

特に子どもは、まだ眼球そのものが柔軟で柔らかいために大人に比べても器質的な変化が起きやすいといえます。

遠くが見える状態(裸眼・メガネ・コンタクトでも)で近くを見続けてしまえば、近くを見る時のこの負担は変わらないので近視は進行しやすいとも言えます。

ですから当店では2本のメガネの使い分けをオススメしています。

遠くを見る時は遠く用、近くを見続ける場合は、水晶体の調節力と、寄り眼をする外眼筋の負担を減らすような仕組みを入れた近く用メガネを使っていただきます。

それが眼と遠方視力の保護にもつながります。

また一緒に視力以外の「総合的に視る」という部分である、見方の改善や指導も同時にお伝えしながら進めて行くことも大切です。

メガネの尾沢

住所:愛知県田原市田原町新町48-2 Tel : 0531 - 22 - 0358 営業時間:9:00~ 19:00 火曜日定休

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