近視は悪者なのか?メガネやコンタクトレンズを装用しなければいけない、視力悪くなるのだから悪いでしょう・・・特に日本人は近視へのコンプレックスが強く持たれる方が多いので、良いイメージを持たれる方の方が少ないと思います。
では近視とは何でしょうか?
近視は、「眼球そのものの長さ(眼軸)が長くなることから、眼に入ってきた光の焦点が網膜の手前で結んでしまう状態」で遠くがボヤける状態です。ただ、近づくと見えるのも近視の特徴です。
何で近視になってしまうのか?
今までは遺伝の要素が大きいと言われていましたが、近年の近視人口の急激な増加を考えると遺伝的要素よりも環境的な要素の方が直接的に近視に影響していると言われています。
人間は本来の近くを見ることは苦手な動物です。
昔と今で、「何がそんなに変わったのか?」と考えれば・・・近くを見る時間が格段に長くなったことだと言えます。
スマホ・パソコンや携帯ゲームの普及・マンガや読書・机に向かっての勉強時間など昔に比べれば近くを見る時間がとても長くなりました。それに比例して近視の人口は増大しているのですからこの考えも間違いではないと言えるでしょう。
遠くが良く見える状態のままでは近くを見ることが苦手なわけですから、近視になることは近くを楽に見るために眼が器質的な変化を起こした」とも考えられるわけです。
そう考えると・・・意外と近視だからと言って悪者と決めつけるのは早計かもしれません。
原因や問題をしっかりと理解した上で、視点を変えて発想すれば意外と真逆の答えにつながることもあります。
但し、大人になっても近視の進行が止まらない、あまりに強度な近視は眼軸の伸長で網膜が引き伸ばされるような形になりますので網膜剥離などの眼病のリスクが高まりますので注意が必要です。近く用メガネを使用して負担を減らすことや、眼圧を高めないよう眼科さんと相談するなども必要となります。
メガネの尾沢
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