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執筆者の写真Tomohiro Ozawa

眼の酷使でとにかく目が疲れる方へ

更新日:2023年12月21日

最近は年齢問わずにデスクワーク・スマホなどにより、近くを見続けることでの眼の負担が増加しています。


一日中デジタル機器と向き合うことで、普段以上に目に疲れを感じている人も多いのではないでしょうか?


スマホやPCなど近くの距離を見るとき、目の筋肉はピントを合わせようと緊張した状態になります。また両眼視機能に負荷がかかりやすい場合は両眼揃える外眼筋にも緊張が走ります。


これを長時間続けると眼の筋肉がオーバーヒートを起こして眼精疲労を引き起こすきっかけとなります。また眼精疲労を訴える多くの方々は、肩こりや頭痛などにも悩まされているケースが多い傾向にあります。



ある疲れ眼に困られていたお客様の事例です。


・普段はほとんどコンタクトレンズ使用

・頭痛と重度の肩こりや首の痛みがある

・光を過敏に感じることがいつもある

・近くを見る時間が長い(8時間以上)


という方でした。


 

今回、メガネで対応をした方法は


 

1:近視・乱視のある方で、乱視の未矯正を補正

→中度の乱視があるも補正がされていなかったので乱視を補正をしました。乱視度数は未矯正の状態でいるとピント調節機能などの眼の機能の不調につながりますので補正出来るのであれば可能なかぎり補正をしていきます。


2:ピント調節力の負担を緩和する度数に変更

→デスクに張り付いてパソコン作業が多いという事でディスプレイ画面を見ている距離を事前に測定してもらい、それを基準にデスクワーク用にピント調節筋の負荷を減らす度数にしました。


3:上下斜位・外斜位と両眼の眼の動きの負担にかけている部分をプリズムレンズで補正

→両眼の運動機能に関しても、左右両眼の上下ズレ(上下斜位)があり、眼の眼球筋肉に負担が掛っていましたのでプリズム度数で補正し眼球運動筋の負荷を緩和するように設定しました。特に「上下斜位」は外斜位・内斜位と比べても負荷が高く疲れ眼につながりやすくなると同時に乱視度数の進行などにつながりやすい傾向にあります。



 

今回のメガネ、最初は違和感があったようですが、使用していく中で大分慣れてきて、眼の疲労感はかなり緩和されたという事です。


一日の仕事終わりでは、かなり疲労感を感じ、ひどい時には頭痛を感じて気持ち悪くなることも多かったようです。専用のメガネをお作りになられてからは殆ど出なくなったそうです。



今回のケースでは


1:乱視の未矯正状態で、且つ、長時間の近くを見続けることによるピント調節筋の負担


2:上下斜位による眼球運動筋の負担 


この2つが大きな疲れ眼の原因になっていました。


特に今回測定をした中では「上下斜位」はかなり大きなウエイトを占めていたと思います。


何とかして「見よう」とする眼の調整力自体がとても強い方でしたので、最初は中々上手く測定されなかったのですが、ドイツ式両眼視機能検査の測定を進めていく中で眼筋の緊張が解け始めて安定した時に「上下ずれ」が現れてきました。(Zeiss Visuscreenが活きたケースとも言えます)


「疲れ眼」は、眼からの危険信号・SOSでもあります。


放置していると更なる度数進行につながるだけでなく、眼の機能を狂わすケースも多々あります。


特に継続的にピント調節機能に高い負荷がかかりすぎている場合は、眼の「ピント調節機能の大きな崩れ」を起こします。


ピント調節機能の問題は、正常化するのに非常に長い期間を要するケースが多く、長くかかる場合では2年以上要する方もあります。(同時に初期に頭痛や不調などに悩まされていることも多いです)


出来ればこのような状況には陥って欲しくありませんので、適切なメガネをお使いいただきて眼の負担を軽減し、未然に防いでいただけることが大切です。


特に下記に当てはまる方はお気を付けください。


・とにかく眼が疲れる(眼精疲労を強く感じる)


・物が時々、二重に見える(斜位・視線ズレが負荷をかけている可能性有り)


・本などの文章を読んでいて一瞬目を離すとどこを読んでいたのか分からなくなる・見失う


様々な眼の問題が複合して重なっており「ピント調節機能」や「眼の機能」低下を起こす可能性がありますので、早めの対応をしてくことが重要になります。


もし、このような事でお悩みの方がいらっしゃいましたらご相談下さい。









当店では、最新の測定解析装置を使い、通常の測定では分からない見づらさの原因なども探り、尚且つ、ドイツ式・米国式と両方の「両眼視機能検査」で見る機能を詳細に測定をしていきます。何処に行っても原因が分からない見え方でお困りの方は是非ご相談いただければと思います。またより正確なメガネをお作りしたいとご希望の方もご相談ください。


このような情報が、少しでも皆様のお力添えになれば幸いです。


〜ご来店予約について〜

【電話予約】 営業日の 10:00〜18:00 の時間でお受けしております。 検眼中などは電話に出られないこともございますのでご了承下さいませ。 ご来店希望日の当日または前日にご連絡いただく場合は必ず【電話予約】でお願いいたします。

メガネの尾沢Tel : 0531 - 22 - 0358


「夜間の見え方を完全再現する特別測定」をご希望の方へ

夜間の見づらさに困られていらっしゃる方で、完全暗室でより正確に測定をご希望の方は時間外営業時間の「19:00~21:00」の時間帯での特別測定も承ります。お日にちでご希望に添えないことなどありますので必ず事前の予約をお願い致します。

また時間外測定料金として眼鏡作製時でも¥3300-を別途頂きますのでご理解お願い申し上げます。

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メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)

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