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疲れ眼・眼精疲労を軽減したいというケース

執筆者の写真: Tomohiro OzawaTomohiro Ozawa

疲れ眼に悩まされている方からのご相談でした。


訴えは以下の通りでした


・とにかく目が疲れる

・パソコンの画面や照明が眩しく感じて眼を開けているのが辛い

・疲れると見ていること自体が辛くなる

・酷くなると頭も痛くなる



測定結果は以下の通りでした。


パソコン画面と書類(かなり小さな文字)を1日8時間以上見る


現在のメガネ 片眼視力1.2~ 両眼視力1.5~

(現在のメガネは近視がやや強すぎる過矯正の傾向にある・乱視は問題ない)


近方外斜位:12~14プリズム



(原因は以下)

①遠くが良く見える視力1.2~のメガネを掛けて近くを見るのでピント調節筋への負担が大きい


②近方視での外斜位が大きく近くを見る際に起きる寄り眼運動を行う「外眼筋」の負担が大きい


「遠くが良く見える状態で近くを見続ける作業をしている」のでピント調節筋の負担が大きいのと、外斜位が大きいので外眼筋を眼を動かす筋肉の負担が大きいことが原因と言えます。


ピント調節に関しては+1.50~+2.00Dという近方度数を入れて初めて30~40cmの距離が楽に見える感じでした。(遠方用のメガネでも近方視力1.0までしっかり見えている)


負担量がかなり大きい状況でピント調節機能が狂い始める一歩手前くらいの感じでしたので、お仕事内容と眼の測定状況から、今回は「デスクワーク用専用メガネ」をご提案して眼の負担を軽減する度数セッティングをさせて頂きました。


現在のご使用のメガネも本来は少し手を加えた方が良いのですが、先ずはお仕事時に使い分けをしっかりと行いながら眼の負荷軽減をしていくことにしました。実際にこれならば楽に見えるとのことでした。


他で「視力は出ているので度数の変更はしなくてよい」と言われ続けていたらしいので、測定後は、ご本人も現在のメガネで近くを見たくなくなるほど辛くなる原因が分かって安心されていました。



また後日、別の方も同じような症状を訴えられる方が連続しました。


お話を聞くと

・視力が落ちていたので遠方が良く見えるメガネにしたら眼が疲れてしょうがない

・一日8時間近くデスクワークをされる

・頭が痛くなったり、気持ち悪くなる時もある

・現在のメガネに近方視時の眼の負担軽減度数は組み込まれていない


先の方とまったく同じような状況でしたので、同じくデスクワーク用のメガネをお作りして使い分けをお願い致しました。


因みに眼科医さんに以前教えて頂いた眼精疲労の発生・進行に対する目安を記載しておきます。(あくまで目安です)


①眼の乾燥感

②疲れたときの流涙

③涙が染みるような目の痛み

④眼の奥の痛み

⑤頭痛

⑥肩こり、首こり、背中のこり

⑦めまい・嘔吐

⑧自律神経失調症様の症状

⑨軽いうつ病様症状


*初期状態で眼科医さんへの受診と、負荷軽減のメガネを併用していけばかなり早期に改善していきます。ただし、また負荷がかかると同じような状態に戻ります。



現代の方々はスマホやタブレット・パソコンなどと眼の負担の掛かる状況が増えています。

現代の視る環境においては、遠方視力も大切ですが近方視時の眼への負荷軽減対策はとても大切です。


視力が落ちたからと言って、近視度数を安易に上げて対策を施さないと結局は同じことを繰り返すことになります。また近視眼の度数変化は、眼の形状(眼軸が伸びる)が変形をして起きています。後の眼病リスクも高まりますので、なるべくなら進まない方がよいです。


また負担が掛りすぎてピント調節機能が大きく崩れると、体調不良につながるケースもあり、また中々に元に戻るのにも時間を要します。過度な見え方の不調に陥る前に事前対応をしていくことが大切になります。


また、こういった事前対応は、度数の進行の抑制や、眼の保護にもつながっていきます。

視力が良いから問題ないと思っていらっしゃる方も、軽微でも疲れ眼等を抱えている場合は専用のメガネで保護していくことをおススメ致します。


意外かもしれませんが、負担軽減メガネを使うことは眼の解像力の維持にもつながりますので「遠方視力の低下抑制」にもつながります。







当店では、最新の測定解析装置を使い、通常の測定では分からない見づらさの原因なども探り、尚且つ、ドイツ式・米国式と両方の「両眼視機能検査」で見る機能を詳細に測定をしていきます。何処に行っても原因が分からない見え方でお困りの方は是非ご相談いただければと思います。またより正確なメガネをお作りしたいとご希望の方もご相談ください。


このような情報が、少しでも皆様のお力添えになれば幸いです。


〜ご来店予約について〜

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メガネの尾沢Tel : 0531 - 22 - 0358


「夜間の見え方を完全再現する特別測定」をご希望の方へ

夜間の見づらさに困られていらっしゃる方で、完全暗室でより正確に測定をご希望の方は時間外営業時間の「19:00~21:00」の時間帯での特別測定も承ります。お日にちでご希望に添えないことなどありますので必ず事前の予約をお願い致します。

また時間外測定料金として眼鏡作製時でも¥3300-を別途頂きますのでご理解お願い申し上げます。

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メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)

住所:愛知県田原市田原町新町48-2 

Tel : 0531 - 22 - 0358

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