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執筆者の写真Tomohiro Ozawa

子供のメガネに関するこれからの考え方

更新日:2021年4月24日

教育改革により小中学校へのタブレット端末授業が本格的に開始を始まってきています。

実際に近隣の小学校にも昨年末より導入がされ実際に授業も行われているようです。


それに伴い、今後、子供たちへの眼の健康(疲れ目や近視度数進行)に関しての問題は今まで以上に注意をしていかなければいけないのではないか?と考えます。

(注:タブレットを使う授業そのものを否定するわけではなく、これからの時代はこのようなツールは必須であるでしょうし、また複数の教科書を持ち運ぶことによる子供たちへの身体的負担や、実際の映像等を使用したより分かりやすい授業への取り組みなど様々なメリットがあると私は考えています。その上で「どうしたらよいのか?」を発信できたらと考えます。)


元々、人間の眼は近くのものを長時間見るために適している構造にはなっておらず、またディスプレイ等は画面が発光するなど光による眼への刺激もあります。


特に近くを見る際に人間の眼は近くのものにピンと合わせる「ピント調節筋」と左右両方の視線を合わせるために「外眼筋」という眼球を動かす筋肉を働かせる仕組みになっていますまた太陽光に比べて偏った光の質であるディスプレイなどの発光するモノをみると「虹彩筋」にも負担がかかります。


今まで以上に近くを見る時間は増えてくると思いますので、近方視の時間が長くなれば長くなるほど、これらの眼の筋肉には負担がかかり眼球そのものにも負担がかかり、疲れ目による不調や、度数進行の要因にもなってくると考えられます。



” では、どのようにしたらよいのか? ”



完全に度数の進行を防ぐとか、眼への負担を取り除くわけではありませんが、


眼の負担を減らすという観点で作られたメガネを使う、メガネ度数合わせをすることで眼の負担の軽減・視力保護・眼の健康保護につながります。


メガネはただ視力を高めるだけのモノというわけではありません。度数合わせに工夫をしていくことで眼を守る道具にもなります。


特にzeiss社から出ている「Myo kidsレンズ」は 、ピント調節筋の負担を軽減する機能が組み込まれつつも、子供の解剖学的特徴とライフスタイルに合わせ、特に近視の度数の子供たちの眼をサポートするように特別に設計をされたレンズになっています。


オプションでブルーライトカットレンズコーティングなど光の刺激を和らげる機能もレンズにもたせることも出来ますが、お子様に関しては強いご要望がなければ基本的にはブルーライトカット昨日はお付け致しません。


ただ、これらのレンズを使うだけで大丈夫か?というと、そういうわけでもありません。


これらのレンズの性能をフルに発揮するには、屈折矯正(遠視・近視・乱視)だけでなく個々の調節機能・両眼視機能と「視る機能」を総合的に判断して度数合わせをしていくことが最も大切です。


適切な度数設定をした上で、さらにこのようなレンズを使用することで、ただ単に見えるメガネというだけでなく、子供たちの眼の保護の観点から考えられてメガネが作ることが出来ます。


時代の変化により、以前に比べても「視る環境」も大きく変化をし、眼のとっても大きな負担が増えている時代になってきています。


従来の「視力」のみを基準にした測定よりも、より詳細な深い度数測定をし、眼の負担を減らし保護していくことが、今後は更に必要になってくると考えます。



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