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  • 執筆者の写真Tomohiro Ozawa

コロナ禍で生活スタイルが変わった方へのメガネ

更新日:2020年7月4日

コロナ禍で生活スタイルが変わったことで、かすみ眼や眼精疲労を訴えるなど眼に関するトラブルも増加傾向にあるように感じます。


非常事態宣言も解除され日常の生活も少しづつ戻ってきてもいますが、以前に比べると外出をすることが減った、リモートワークなどで室内で過ごすことが増えた、対面以外でのやりとりが増えパソコンやタブレットやスマホなどを見る時間が以前よりも増えたなど近くを見る時間が増えたことが要因に上げられます。


人間の眼は元々が近くのモノを長時間見続けるのに適した構造をしていません


眼は近くを見る時にピント調節筋と外眼筋に力を込めて働かせるようになっており、逆に遠方を見ている時には逆にこれら眼の筋肉は力が抜けている状態となります。


近くを見ていることが眼にとっては最も負担が大きい状態といえます。


ですから近くを見る時間が増えれば自ずと眼のトラブルや不調・疲労感は起こりやすくなります。


眼の負担を減らすメガネ度数の合わせ方は、従来の視力を基本にした合わせ方では対応が出来ません。またブルーライトをカットするだけの安易なメガネも同じです(ブルーライトカットは眼精疲労を軽減する効果は微小です。)


両眼視機能検査などを行ない、その方がメガネをご使用になる状況や御年齢などを考慮し、より詳細な度数の設定や、使用するレンズの設計も厳選する必要があります。


*「良く見えるメガネ」という概念ではなく「負担なく見えるメガネ」ですので、従来の視力を基準にしたメガネとは相反するメガネにはなります。


また、こういった状況下では、基本的に年齢関係なく2本の用途別のメガネを使い分けることがベストとなります。


①日常用のメガネ(遠方用・調節サポートメガネ・遠近両用など)

②近方を見る時に使うメガネ(中近・近用ワイドなど)


特に②のメガネが眼の負担を減らす設定をしっかりと組み込む必要があります。

*この設定のメガネは必ずしも何処で測定をしても作れるわけではりません。


メガネを掛け替えることは、面倒であると思われがちですが、私自身が掛け替えをしっかり行うようになってから眼の疲労が軽減した、充血等も起こらなくなった、更にメガネ度数の進行も止まっているという良い効果を実体験していることと、他の皆様などの経験などからもオススメを致します。


洋服や靴なども用途によって着がえたりすると思います。メガネも同じです。

メガネを掛けかえるくらいは、靴を履きかえたり、洋服を着がえるよりもはるかに楽だと思いますし、メガネを用途に掛け替えることは、眼の健康や保護にもつながっていきますので自分自身の健康を守るという意味でも非常に重要だと思います。


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