「子どもの軽度遠視」視力や見え方が不安定ならばメガネを掛けることをおすすめします。
- Tomohiro Ozawa

- 5月3日
- 読了時間: 10分
更新日:3 日前
米国式・ドイツ式両眼視機能検査を行い、見え方を詳細に測定する愛知県田原市のメガネの専門家がいるメガネ店「メガネの尾沢」です。
最近、お子さんの眼に関するご相談をいただく機会が増えています。
特によく伺うのが、このようなお悩みです。
「検査のたびに視力が変わるので、本当に眼が悪くなっているのか分からない」
「学校の視力検査で、いつもB判定(0.7〜0.9)くらいをもらってくる」
「眼科では『経過観察』と言われるけれど、ずっとスッキリしない状態が続いている」
こうしたケースの背景には、数値に現れにくい「軽度の遠視」が隠れていることが少なくありません。
そもそも「遠視」とはどんな状態?
「遠視」と聞くと「遠くがよく見える眼」と思われがちですが、専門的には「リラックスした状態だとピントが網膜(目の奥)よりも後ろに突き抜けてしまう状態」を指します。
近視: ピントが網膜の「手前」で止まってしまう。
正視(理想的): ピントがぴったり「網膜上」に合う。
遠視: ピントが網膜を通り越して「後ろ」に外れてしまう。
つまり、遠視の眼は、本来はそのままではどこにもピントが合っていない状態なのです。
この状態ですと、常にぼやけてしまうので眼の力(毛様体筋)を働かせピントを合わせることで見え方を補正しています。
「遠視」は常に力が入った状態で負担の大きい見方をしている眼と言えます。

「ピントが合ってしまう」からこそ、見え方が不安定になる
ここで不思議な現象が起きます。遠視のお子さんは、検査をすると「1.2」や「1.5」という良い視力が出ることも多くあり、また、ある時には「0.7」などにもなる時も多くあります。
なぜでしょうか?
それは、お子さんの眼には非常に強い「調節力(ピントを合わせる力)」があるからです。
網膜の後ろに突き抜けてしまったピントを、眼の中の筋肉をグッと働かせて無理やり前へ引き戻し、網膜に届かせてしまうことが可能だからです。
「なまじピントが合ってしまう」からこそ問題が見えにくくなります。
強度遠視(度数が強い): あまりに後ろに突き抜けすぎていると、自分の筋肉だけでは網膜まで引き戻せません。脳が「自力では無理だ」と判断し、ピント合わせを諦めてしまうことがあります。放置をすると「弱視」と呼ばれる見る力が育たずに大人になっても視力や見る力が弱いままになってしまうのでメガネでの早期治療が必要です。
軽度遠視(今回のケース): 「少し頑張れば」ピントが網膜に届いてしまいます。そのため視力自体は良い場合がありますので見落とされがちになります。ただ、脳が常に眼の筋肉(毛様体筋)に対して「常にフルパワーで頑張れ!」という指令を出し続けてしまいますので眼はオーバーワークを起こすことがあります。
◎お子さんの眼で起きている「無意識のオーバーワーク」で視力低下?
まだまだ調節力が豊富なお子さんは、この「ピントの引き戻し」を無意識のうちにやってのけます。しかし、これには大きな代償が伴うことがあります。
眼の筋肉(毛様体筋)が休まる時間がない
遠くを見る時も、近くを見る時も、常に筋肉をフル稼働させて微調整を繰り返しています。24時間マラソンをずっと走っているような状態で、眼の疲労が蓄積しやすくなります。
フォーカスの「迷い」と「誤差」
常に筋肉にスイッチが入っているため、検査で「グッと力が入った瞬間」は1.2~1.5まで見えますが、「ふっと力が抜けた瞬間」は0.7まで落ちる、といった視力の変動が起こります。疲労が蓄積していくと誤差が生じやすくなり、これが「視力が安定しない」正体となります。
「遠視」は、常に目の筋肉を使ってピントを合わせている状態です。眼の力が元気な時は視力も良く測定されますが、疲労が溜まって筋肉の働きが弱まると、ピント合わせが追いつかなくなります。
その結果、本来の視力が出せなくなり、視力が低下したように測定されてしまうことが起きてしまいます。
視力が測定する度に不安定をいう場合は、こういったケースが隠れている場合もあります。

「見る力」の不安定さが引き起こすサイン
特に軽度な遠視度数のあるお子さんの場合、視力以外でも以下のような症状として現れることがあります。
ふとした瞬間に、景色がぼやけて見えることがある。
黒板と教科書を交互に見るなど、視線を動かした時にピントが合うまで時間がかかる。
集中力が続かず、近くを見る読書や宿題などの作業を長く続けるのを嫌がる。
「まぶしさ」について、よく訴えることがある
こういったことをお子さんが伝えてきたら隠れた遠視度数で、視力値以外での何らかの見づらさの原因になっている可能性があります。
視力的に問題がなくても、すぐにピントが合わないので本が読みづらい、黒板を見るとしばらくしてからピントが合うなど、スムーズに見ることができないので、ちょっとした作業でも他の子に比べて時間がかかってしまう・直ぐに理解出来なくて戸惑ってしまうということが起きることがあります。
遠視のメガネは「過剰な眼の努力」をやわらげるサポーター
「遠視のメガネを掛けると、さらに眼が悪くなるのでは?」と心配される方もいますが、近視とは異なり、基本的にそのリスクは低く、むしろメリットの方が大きくなります。
軽度遠視のメガネは、視力を上げるための道具というよりは、本来は必要のない「眼の筋肉の代わりにピントを網膜へ運んでくれる負担軽減ツール」です。
ピント調節のオーバーワークを防ぎ、見え方を安定させる
「遠く⇔近く」と視線を移した時のボヤけや、ピントのズレを防ぐ
眼の疲れを減らし、学習時の集中力を支える
なかなか数値として現れにくい面がありますので、メリットをすぐに感じづらいのですが、ちょっとした作業で今まで手間取っていたことがスムーズに出来るようになるなどが感じられるようになると思います。
特に本を上手に読めない・文字が上手に書けない・枠内に納めることが出来ないなどの場合は、遠視なども原因の1つになっている場合もあります。
大切なのは「前向きに選ぶこと」
軽度の遠視の場合、メガネを掛けたからといって、視力が劇的に良くなるわけではありません。「掛けてもあまり変わらない」と感じるケースも少なくありません。
では、なぜメガネを掛けるのか?それは、単に視力を上げるためではなく、
・ピント調節の負担を軽減し、見え方を安定させる
・視線を動かした際のボヤけや不安定さを防ぐ
・教科書や本を読むときのスムーズさを高める
・眼の疲れを軽減し、集中力の維持につなげる
といった、「見る機能そのもの」をサポートするためです。
つまり軽度遠視のメガネは、“視力を補う道具”というよりも、“過剰な眼の努力をやわらげるサポートツール”という位置づけになります。
特に現代は、デジタル端末の使用が増え、近くを見る時間が圧倒的に長くなっています。そのため、知らず知らずのうちに眼に負担がかかりやすい環境です。
日本では「視力が良ければメガネは不要」という考えがまだ根強く、このような役割は理解されにくいのも事実です。
大切なのは、このメガネは決して「強制的にかけさせられるもの」ではないということです。
遠視メガネには計り知れないメリットがありますが、一番大切なのは、親御さんとお子様がその役割を理解し、「かけている方が楽だな、心地よいな」と前向きに感じられることです。
将来的に「見る機能」の不調に悩まされないためにも、健やかな視覚を育てる一つの有効な選択肢として、私は遠視メガネをおすすめしています。
(お子さんのメガネ度数測定に関して)
【未就学児(5歳以下)のお子様の場合】
未就学児(5歳以下)のお子様のメガネ度数測定は、大変恐れ入りますが当店では行っておりません。
小さなお子様の正確な度数を測るためには、ピントを合わせる力を一時的に休ませる特別な目薬(調節麻痺剤)などを使用して測定する必要があるためです。安全で正確なメガネ作りのためにも、必ず眼科医さんを受診し、処方箋を発行していただくようお願いいたします。
なお、眼科さんの処方箋をお持ちいただいた上で、メガネの作製や、日々の中での**「見え方の疑問」「両眼視に関するフォローアップ・アドバイス」に関しては、喜んで対応させていただきます。**
【小学生のお子様へのメガネ作製について】
お子様の初めてのメガネ作りと、今後のサポートを大切にするため、当店では以下のようにご案内しております。
まずは眼科医さんの受診を 大切な目に隠れた病気がないかどうかの確認も含め、まずは一度、眼科さんを受診してください。
メガネの作製は「近隣地域」のお子様を原則としています 対象地域:田原市・豊橋市・豊川市・蒲郡市など ※遠方からのお客様はお断りさせていただく場合がございます。
近隣に限らせていただく理由 お子様のメガネは、大人に比べて型直し(フィッティング調整)や、度数の進行によるレンズ交換の頻度が高くなります。何かあったときに、すぐに調整・対応ができる地元の眼鏡店さんでお作りいただくのが一番安心だからです。
💡 遠方のお客様へ メガネの作製自体はお断りする場合がございますが、「両眼視機能の確認」や「見え方に関するアドバイス」につきましては、地域を問わずすべてのお子様にご対応しております。 お気軽にご相談ください
【中学生~高校生のお子様の場合】
初めてメガネを作られる際には、まず眼科医さんの受診をお願いいたします。大切な目に隠れた病気がないかどうかの判断も含め、まずは一度専門医の先生に診ていただくことが安心です。
すでにメガネを使われている方の新調や、中学生以上のお子様の場合、当店でもメガネの度数測定から作製までしっかりと承ります。
特にこの年代は、勉強やタブレット学習、部活などで目を酷使する時期です。当店では、単に「1.0が見えるか」だけでなく、両眼がチームワークよく働いているかをチェックする「両眼視機能の確認」も含めて、丁寧に測定・アドバイスをさせていただきます。
毎日の学習やスポーツがより快適になるよう、一人ひとりの目の使い方に合わせた最適なメガネをご提案いたします。

メガネの尾沢では、ドイツ式・米国式両眼視機検査・超高性能オートレフラクトメーター・全国でも数台しかない特別な視力表・度数測定室の環境整備と徹底的にこだわってメガネ度数を測定していきます。
■ ご予約・ご相談について
まずは「見え方の状態を確認する検査予約」からご案内しております。
また、いきなりのご予約が不安な方はLINEでの事前相談も可能です。
「自分の場合も対象になるのか?」といったご質問だけでも大丈夫ですので、お気軽にご相談ください。
お電話で直接相談・ご予約希望の方→ 0531-22-0358
(受付:9:00〜19:00 / 定休日:火曜日・第4日曜日)
※「先ずは話を聞いてみたいだけ」「先ずは相談をしたい」という方でも大丈夫です。当店では、なるべく事前に御相談頂けることをお勧めしています。

↑私が責任を持って、どんな些細な見え方のお悩みや、メガネのお悩みでもご対応いたしますので安心してご相談ください。
メガネの尾沢は、地元・田原市や東三河・豊橋市・豊川市・新城市・蒲郡市や愛知県だけでなく福岡県・広島県・福井県・和歌山県・三重県・長野県・岐阜県・静岡県・神奈川県・東京都など全国各地・遠方からも様々な見え方のご相談などでご来店頂けております。
メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)
住所:愛知県田原市田原町新町48-2
Tel : 0531 - 22 - 0358
営業時間:9:00~ 19:00
定休日:火曜日/第4日曜日
駐車場有り:店舗隣5台
*(ご予約に関してのお願い)
当店では、お一人ずつ十分なお時間を確保し、視力測定・両眼視機能検査・メガネ作製のご提案を行っております。そのため、一日にご案内できる人数には限りがございます。
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ご都合が変わる場合は、前日までにご連絡をお願いいたします。
また、無断キャンセルや当日キャンセルが続く場合には、次回以降のご予約をお受けできない場合がございます。皆様に安心してご利用いただくためにも、ご理解とご協力のほど何卒よろしくお願い申し





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