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メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)
- 2020年3月7日
- 1 分
眼を保護するモノ = メガネ
私が考えるメガネというモノは「眼を保護するモノ」であると考えます。 視力を出すための道具というだけでは用途を満たす時代は終わりました。 スマホやパソコンなど、近くの細かな文字などを見る時間が増えていますので、眼にかかる負担は増加の一歩を辿っています。 如何にメガネを使って「眼の負担・疲労を軽減していくのか?」 そんなフェーズに入ってきています。 若い世代の方にも積極的に近くを見ることをサポートするレンズを提案をしていますし、両眼視機能においても積極的に提案をしていっています。 また今月中旬にはNidek社の「OPD-SCANⅢ(角膜形状・屈折解析装置)」(OPD-SCANⅢ”vs”という機能を大幅に省力した機種ではありません)という機種を導入いたします。 より多角な角度から数値を具現化することで今まで分からなかった問題や、今後の予測に役立っていくと思います。 「メガネは眼を守る道具」としての認識をもっと周知していきたいと思います。 #遠近両用メガネ #疲れ目対策 #両眼視機能検査
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メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)
- 2020年2月29日
- 2 分
被写界深度延長レンズ
一般的なメガネレンズとは違い、設計やコーティングなど特殊な機能を持ったレンズと言うのがあるのですが、伊藤光学さんの作られているESシリーズ(被写界深度延長メガネレンズ)もその一つです。 従来のメガネは一点で結像する焦点をつくるのですが、こちらのレンズは、少しだけ結像点の鮮明度は落ちるのですが、焦点を点ではなく線のようにすることでしてハッキリ見える範囲に余裕を持たせることで多少のピントずれを起こしてもボヤケを起こしにくいという利点があります。調節負荷が多少緩和されるので疲れ眼への効果もあります。 特にはじめて眼鏡を掛ける遠視眼の方や、近くを見るためのメガネ、また調節性の輻輳を使いながら見てしまいがちな方などには非常に有効なレンズです。反面、常にシビアなピント調節で鮮明に見ている見方をしている方は絶対的な鮮明度が落ちるので嫌がられる方が多いように感じます。(←これが良い見方か?と言われれば改善することも大切だと思います) あまりこういった機能レンズは紹介をしませんが、中途半端なブルーライトカットレンズなどに比べれば効果も見込めるのと、眼のタイプに合っ
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メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)
- 2019年5月9日
- 6 分
メガネは“視覚機能”をスムーズに整えること
私たちの仕事は視力を出すことではなく、「視覚機能を整える」ことにあると感じています。 視力と言うのは視覚の一部であり、それが全てではありません。 視力と言うのは数値で簡単に現すことが出来、また眼に見えてハッキリするという感覚的にも分かりやすいので、視力が良ければ良いと思ってしまいがちですが、ただ「ハッキリ見えることが全てにおいて良い事」ではありません。 場合においてはハッキリ見えることが邪魔をして様々な視る問題を起こしたり、体の不調にも連動するケースがあります。 ある若い方で一日平均10時間のPC作業をするようなお仕事のかたですが、遠方の視力は非常によく1.5~2.0の視力表もスラスラ読めます。 でもこの方は、異常な眼の疲労感、偏頭痛や肩こりを訴えていました。視力は非常に良く見えるのでメガネが必要だとも思いませんでしたし、何か眼が原因だとは思っていても、色々行っても疲れ眼の目薬を使ってください、またはパソコン作業を減らしてくださいとしか言われなかったようです。 結論から言ってしまえば、PC作業で調節に負荷が掛かり過ぎてしまっていることが原因でした
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